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<title>Mozilla コミュニティ翻訳ブログ</title>
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<description>Mozilla Corporation スタッフのブログや Mozilla 関連記事の翻訳を提供します。</description>
<language>en</language>
<copyright>Copyright (C) 2007 Mozilla Japan. All rights reserved.</copyright>
<lastBuildDate>Thu, 02 Aug 2007 23:05:33 +0900</lastBuildDate>
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<title>Mozilla Japan のマンガキャラクター「フォクすけ」とアジア太平洋地域でのさらなる Firefox 開発</title>
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<![CDATA[<div class="article-intro"><p>Mozilla の重要な開発者の一部はニュージーランドの小さな開発オフィスで仕事している。彼らは Firefox 3 の重要な機能を構築するために責任を負っている人々だ。さらに、Mozilla Japan は Firefox よりもさらにかわいいキツネを考え出している... そのマンガキャラクターは「フォクすけ」と呼ばれている。</p></div>]]>
<![CDATA[<div class="article-body"><p>Dan Warne (APC): あなたは今、アジア太平洋地域の一部であるオーストラリアにいらっしゃるわけですが、Mozilla はこの地域で何か活動をしていますか？ また、この地域で興味のある組織と何らかの結びつきを持っていますか？</p><p>Mitchell Baker: 私たちは何年も日本の活動的なコミュニティと関係を持っています。それは、コミュニティベースのグループと、Mozilla Japan という非常に小さな非営利団体です。約 1 年前、私たちは収入を得るとすぐに、6 人から 8 人ぐらいの人々が開発者たちと共に、支援活動や大変面白いことができるよう、Mozilla Japan の予算に資金を出し始めました。</p><p>実際に、私はちょうど今これをあなたにお見せましょう。この小さなキャラクターは、Firefox を親しみやすくするために Mozilla Japan のチームが作り出し、日本市場を展望している「<a href="http://foxkeh.jp/">フォクすけ</a>」です。</p><p class="image center" style="width: 385px;"><a href="http://foxkeh.jp/"><img src="http://blogs.mozilla-japan.org/td/images/blog/20070621/10.01.jpg" width="385" height="400" alt="" /></a><br /><span class="caption"><strong>かわいい</strong> [訳注: 原文は kawaii]: 何てかわいいんだ... Mozilla Japan の Firefox 的なマンガキャラクター「フォクすけ」</span></p><p>拡張機能、さらには日本の開発ドキュメントなどで、彼らは多くの大変優秀な仕事をしています。</p><p>私たちはさらに、ここ 2 年間、中国科学アカデミーにホストしてもらっている小さな良いプロジェクトという形で、非常に小さな目立たない努力を中国において行っています。そして、ここ数か月、私たちは中国により注力すべきだと決めました。</p><p>中国では、私たちを助けてくれる人を雇っています。私は数か月前そこに滞在しました。そして中国にはひとそろいの人々がいました。多分、たくさんのユーザがいるという風にではなく、100 万人のユーザがいるという風に考えた方が最も良いでしょう。しかし関心があり、かつ興奮しているユーザ、ブロガーなど彼らの一部はとても関心を持っています。</p><p>なので私たちはこう考えています。そこの人と、既に興味を持っている人を調べに行こうと。私たちがもっと活動した場合、より多くの人々が興味を持ったかどうか、私たちが一生懸命、活動しているインターネットのこのビジョンがそこで共鳴しているかどうか、見に行こうと。そうして人々のコミュニティがその時にあったら、手助けできるかどうか見ようと。</p><p>私たちはそれが来年、大変、重要な調査になることを期待しています。</p><p>Dan Warne (APC): 他にオーストラリアまたはその近辺に貢献者はいませんか？</p><p>Mitchell Baker: はい、数人います。私たちは何年もの間、ニュージーランド生まれの <a href="http://weblogs.mozillazine.org/roc/">Robert O'Callaghan</a> という素晴らしい貢献者を得ています。彼はアメリカで何年にもわたって生活していましたが、どうしても帰りたがっていました。</p><p>なので今、彼はニュージーランドに戻って、私たちのために仕事をし、私たちはニュージーランドに小さなオフィスを始めました。</p><p>Dan Warne (APC): 本当ですか？</p><p>Mitchell Baker: はい、私たちが、良い先生で、かつ快い助言者である 1 人の本当に素晴らしい貢献者を得ていて、数人の賢い彼の周りの人々を引きつけることをできる時、それはそういった結果になるからです。それは私たちにとって大変、価値のあることです。それは、かけがえのないことです。</p><p>事実、今朝、インターネットに接続することなく、<a href="http://www.zimbra.com/">Zimbra</a> のデモを実行するのを見せるというオフラインアプリケーションデモが行われました。そしてその動作はニュージーランドのオフィスの外から行われました。</p><p class="image center" style="width: 400px;"><a href="http://weblogs.mozillazine.org/roc/"><img src="http://blogs.mozilla-japan.org/td/images/blog/20070621/10.02.png" width="400" height="229" alt="" /></a><br /><span class="caption"><strong>Robert O'Callaghan</strong>: なじみの場所へ戻り、ニュージーランドから Mozilla のために開発している</span></p><p>Dan Warne (APC): 素晴らしい！ あなた方はオーストラリアでどんな活動をしていますか？</p><p>Mitchell Baker: 現在の所、していません。しかしながら、Mozilla プロジェクトに対する私たちの最も長い貢献者は、ここオーストラリアのクイーンズランド大学の講師で、彼は確か 2000 年からそのプロジェクトに参加していると思います。彼は数学の方程式が重要な数学者、または少なくとも学者です。</p><p>彼が決心したのはずっとずっと昔でした。MathML と呼ばれる言語があります。そして当時の Mozilla Firefox はそれを実装すべきだと彼は決心しました。それ以来、彼はずっと貢献しており、この地域での信用を納得させる能力に対して単独で責任を負っています。</p><p>Dan Warne (APC): なるほど... 一体、なぜ Mozilla が数学の方程式に対して、そのような広範囲なサポートをするのかについて私はいつも不思議なのですが？</p><p>Mitchell Baker: それはすべてクイーンズランド大学の Roger Sidje によるものです。彼にとって初期の日々は長く辛い戦いの日々でした。</p><p>Dan Warne (APC): 本当ですか？</p><p>Mitchell Baker: ええ。私たちは 2000 年から話し合っていますが、コアレンダリングエンジンの中に複雑で異なったレンダリング要素を入れるのは、実際、大変な作業なのです。</p><p>Dan Warne (APC): それは、まったく違う HTML レンダラを書くようなものだと私は想像できます、数学の方程式はとても複雑な方法で整えられることができるからです。</p><p>Mitchell Baker: その通りです。そして彼は今、非常に長い間、ずっと活動しています。収入を得始めて以来、私たちは重要な貢献者と世界中の非雇用者の Firefox サミットをホストしています。そのため Roger は私たちを 2 回訪ねてきたことがあります。彼は私たちにとってそれほど素晴らしい貢献者だからです。</p></div><div class="article-original"><h3>原文書の情報</h3><p>原文: <a href="http://apcmag.com/6048/mozilla_japans_cartoon_character_foxkeh">Mozilla Japan's cartoon character, &quot;Foxkeh&quot; and more Firefox development in the Asia/Pacific region</a> (APC Magazine)</p><p>公開日: 2007/05/07</p><p>著者: Dan Warne</p><p>著作権: ninemsn Pty Ltd</p></div>]]>
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<pubDate>Thu, 21 Jun 2007 12:50:00 +0900</pubDate>
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<title>Firefox の普及活動</title>
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<![CDATA[<div class="article-intro"><p>ソフトウェアの配布に関しては、Mozilla は Microsoft の巨大なタコのようなたくさんの足掛かりを持っているわけではないので、Firefox が今日のマーケットシェアを握ったのは口コミ宣伝のおかげだろう。しかしもっと多くの人に Firefox をを使ってもらうには、次に何をしたら良いのだろう？ 私たちは Mozilla CEO の Mitchell Baker に聞いた。</p></div>]]>
<![CDATA[<div class="article-body"><p>Dan Warne (APC): 最後にあなたとお話しした時、Firefox を広めるための戦略についてお聞きし、たしかあれは Firefox 1.0 の頃だったと思いますが、その時あなたは「私たちは非営利団体で、企業よりもユーザと協力したほうが良いと思います。ユーザ自身によって広めてもらいたいと思います」というようなことをおっしゃって、実際にユーザはかなり自分たちで広めたようですね。</p><p>とはいえ Firefox の配布方法についてもう少しあなたの考えをお聞きしたいのですが、プリインストールされた PC 製品のようなものは検討していますか？</p><p>特に今、Dell が PC に Ubuntu をプリインストールしようとしていますが... これはつまり、Linux をインストールした Dell の PC には Firefox がもれなくついてくる、ということだと思います。</p><p>Mitchell Baker: そういう考え方もありますね！</p><p>Dan Warne (APC): では、あななたちにとって主要な配布者の Google について見てみましょう。彼らは何のために、そしてどのようにして Firefox を配布して、ブログのリンクから Firefox がダウンロードされるたびにブロガーに 1 ドルのコミッションを払っているのでしょう？</p><p>Mitchell Baker: Google の公式見解については Google にお聞きいただくしかないです。私としては、これはちょっと変わった形で Firefox が世の中に良い影響を与えているのだと思います。</p><p class="image center" style="width: 375px;"><a href="https://www.google.com/adsense/static/en_US/Referrals.html"><img src="http://blogs.mozilla-japan.org/td/images/blog/20070621/09.01.png" width="375" height="400" alt="" /></a><br /><span class="caption"><strong>Google からのお金</strong>: Firefox のバッジをブログに貼り付けると、リファラに基づき新しいユーザがインストールするたびに Google は 1 ドルを支払う</span></p><p>Dan Warne (APC): Google のように大量の資金と自主性を持った会社なら、資金を浪費することに対する株主の不満を気にせずにこのようなことができると思います。</p><p>Mitchell Baker: ええ、ただこれが資金の浪費というのかどうかは分かりませんが。</p><p>Dan Warne (APC): すみません、嫌味なつもりではありませんでした。会社への直接の財政的収益が見えないようなお金の使い方に関しては、株主はきわめて批判的なことがあるという意味です。</p><p>Mitchell Baker: うーん、Microsoft が Google を標的にしているのはかなりはっきりしていますし、彼ら自身、何度も繰り返しあからさまに言っていますね。ですので Google が戦っているものが何なのかを考えると、どんな意味にせよ彼らが無駄遣いしているのかどうかを議論するのは難しいでしょう。Microsoft にはその用意ができているようです。</p><p>Dan Warne (APC): 他の配布方法... 例えば PC へのプリインストールなどはいかかですか？</p><p>Mitchell Baker: 私たちは他の配布方法について検討してきましたし、今も他の方法を模索し続けています。Firefox はいくつかの PC で製造工程に含まれていて、そのうちのひとつはヨーロッパだと思いますが、ただ、始まって間もないので、これがうまくいくかどうかはまだ分かりません。</p><p>実際の PC での配布は興味深いとは思いますが、私たちはこれまで主に自分たちでの配布、コミュニティの口コミによる配布でとても成功していますし、人々の注目を集める私たちの行なっているマーケティングとかそういったものはこれ以上ないほど効率的です。とはいえ、私たちはあらゆる可能性を検討し続けますけどね。</p></div><div class="article-original"><h3>原文書の情報</h3><p>原文: <a href="http://apcmag.com/6052/the_strategy_for_getting_firefox_onto_more_desktops_mozilla_ceo">The strategy for getting Firefox onto more desktops: Mozilla CEO</a> (APC Magazine)</p><p>公開日: 2007/05/07</p><p>著者: Dan Warne</p><p>著作権: ninemsn Pty Ltd</p></div>]]>
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<pubDate>Thu, 21 Jun 2007 12:40:00 +0900</pubDate>
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<title>Microsoft と Firefox 開発者の関係</title>
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<![CDATA[<div class="article-intro"><p>Microsoft と Firefox の開発者の間に新しい愛はあるのだろうか？ 思いやりのある気前の良い新しい Microsoft が、巨大 OS を開発中に Firefox の開発チームを Vista 互換性ラボにこれ見よがしに招待した。Mozilla CEO の Mitchell Baker に、これをどのように受け入れたのかを聞いた。</p></div>]]>
<![CDATA[<div class="article-body"><p class="image center" style="width: 400px;"><a href="http://fredericiana.com/2006/10/24/from-redmond-with-love/"><img src="http://blogs.mozilla-japan.org/td/images/blog/20070621/08.01.jpg" width="400" height="266" alt="" /></a><br /><span class="caption"><strong>Anti-crust</strong>: 訴訟和解金の一部というわけではないが、Firefox 2 のリリースに当たって Microsoft が Mozilla に送った IE ケーキは、両者の冷たい関係をなごませるものだった。[訳注: crust はパンの耳という意味。Anti-trust = 独占禁止法違反に引っ掛けた冗談]</span></p><p><cite>Dan Warne (APC)</cite>: 少し前に、Microsoft が Firefox の開発者たちを Vista 互換性ラボに公に招待するという興味深いことがありました。あの時、私は Microsoft にこの招待の背景をもう少し教えてほしいと尋ねたところ、「競争相手を招待したが、この招待を受けるかどうかは彼ら次第だし、もし受けなくてもそれは私たちの問題ではない」というような答えでした。これに関して何かコメントはありますか？</p><p><cite>Mitchell Baker</cite>: Microsoft は努力したし、それは歓迎された、というのが公正な見方でしょう。Microsoft との協力を望む分野はたくさんありますし、確かに Vista との互換性に関しては他と同じように法的な要求がいくつかあるかもしれませんが、いずれにせよ Microsoft は私たちを招待し、私たちはその招待を受け、彼らは私たちをしっかりホストしてくれました。これは私たちにとって有益でしたし、ある程度は賞賛に値するものだと思います。</p><p>Microsoft がブラウザ界に戻ってきて、彼らは再び Web に注意を払う必要があるので、標準化団体で彼らと会うこともおそらくあるでしょう。私たちが会うのは Vista ラボの特定の人たちではありません。確かに、実際に努力して作業したのは彼らで、だからこそそこで共に Vista に対するテストを行なうことができたのですが... 私たちは標準化団体で会うことになるでしょう。オープンな使用が可能な技術をだしにして Microsoft が自分たちのプロプラエタリな技術を推し進めるかどうかは別にして、標準化団体の会議では頻繁に顔を合わせることになるでしょうね。そこで彼らの本当の姿が分かるでしょうし、それはもう本当にすぐ分かるでしょう。</p><p><cite>Dan Warne (APC)</cite>: それは楽しみですね。Firefox と Vista には何か問題があるのでしょうか？ 私自身 Vista のベータ版を複数使用していて、すべてに Firefox をインストールしているのですが、基本的に問題なく動いています。</p><p><cite>Mitchell Baker</cite>: イエーイ！ 私たちはちょっとしたことを成し遂げたわけね。思い返してみると、たしかインストールで何か問題があるはずです。</p><p><cite>Dan Warne (APC)</cite>: それはもしかしたら Vista のパーミッション周りの変更のせいかもしれませんね。</p><p><cite>Mitchell Baker</cite>: ええ、そうですね。実際、基本的な動作はとてもうまくいって私たちは満足していたのですが、インストールの調整をいくつか施して、別の類の問題が持ち上がり、また他にもあったように思います。ですので Firefox 2 リリース時ではないのですが、Vista に関してはたくさん変更しましたが、それは基本的な機能に関するものではなく、その周りに関するものです。</p></div><div class="article-original"><h3>原文書の情報</h3><p>原文: <a href="http://apcmag.com/6045/firefox_to_go_head_to_head_with_flash_and_silverlight">Firefox to go head-to-head with Flash and Silverlight</a> (APC Magazine)</p><p>公開日: 2007/05/07</p><p>著者: Dan Warne</p><p>著作権: ninemsn Pty Ltd</p></div>]]>
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<pubDate>Thu, 21 Jun 2007 12:30:00 +0900</pubDate>
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<title>Flash と Silverlight に立ち向かう Firefox</title>
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<![CDATA[<div class="article-intro"><p>Firefox 3 には新しいグラフィックレンダリングエンジン、コードネーム「Cairo」が含まれる。これは Adobe Flash によって支配され、Microsoft が貪欲にも狙っている領域に Firefox が足を踏み入れるということの思わせぶりなヒントなのだろうか？ その答えは「イエス」で、実際に Mozilla CEO の Mitchell Baker は、グラフィックとビデオのレンダリングは Firefox の将来の計画に 100% 含まれていると述べている。</p></div>]]>
<![CDATA[<div class="article-body"><p class="image right" style="width: 200px;"><img src="/td/images/blog/20070621/07.01.png" width="200" height="372" alt="" /><br /><span class="caption"><strong>Flash vs Silverlight vs Cairo</strong>: Mozilla はアニメーションとビデオをオープンソース化できるか</span></p><p><cite>Dan Warne (APC)</cite>: 私が目にした Gran Paradiso に関するもうひとつのことは、Cairo グラフィックエンジンへの言及でした。私が読んだ限りでは、スケーラブルなベクターグラフィックのためのスピードアップされた高品質なレンダリングエンジンンというものです。</p><p><cite>Mitchell Baker</cite>: はい、この段階では 2D グラフィックですが。</p><p><cite>Dan Warne (APC)</cite>: なるほど、大胆な試みのようですが、これは Flash や Silverlight との競争を始めるとかそういうことなのでしょうか？</p><p><cite>Mitchell Baker</cite>: より明瞭なグラフィックというのは Web で改善できる分野のひとつですし、私たちはそこに力を注いでいます。私たちがそこに力を注ぐにあたっては真にオープンなテクノロジーを利用しますが、言うまでもなく Silverlight は完全にプロプライエタリであり、Flash もまた明らかにプロプライエタリです。ただ、Adobe は何らかのオープンな方向に向かっていますが。</p><p>実際のところ私たちは、<a href="http://weblogs.mozillazine.org/roadmap/archives/2007/03/the_open_web_and_its_adversari.html">Brendan と彼のロードマップ</a> でもそうですが、私たちが共に作業できるように Adobe にもっとオープンな方向に向かうよう提案していて、Flash のオープン版を見たいと思っています。しかしそれは Adobe の判断で私たちのものではありません。</p><p>ですので、グラフィックに目を向けているという意味ではそのとおりで、結局のところ Flash が Microsoft のテクノロジーと同じようにプロプライエタリのままなら、私たちはオープンな方法でグラフィックを開発し続けるしかありません。</p><p>しかしグラフィックの分野では Flash は明らかに支配者ですからね。</p><p><cite>Dan Warne (APC)</cite>: この分野への参入は遅すぎるくらいなのに、どうして Microsoft は Silverlight にこだわるのか不思議です。</p><p><cite>Mitchell Baker</cite>: しかし、それは重要なんですよ。つまり、私たちは同じことをしていて、それは Flash のせいなわけです。これがプロプライエタリなので、私たちにとってはそこが問題なのです。でもそれがなぜそんなに問題なのでしょう？ それは“生きていないから”です。Web 上にありますが Web の一種ではありませんし、検索もできなければブラウザのすべての機能との共有もできません。操作できませんし、小さな箱に入っているようなものです。</p><p>それを箱から取り出すという試みはおそらくあると思いますが、Web の残りと本当に統合するにはある程度の機能は Web クライアントに持たせるべきで、それがブラウザです。というわけで、私たちは Flash のオープン化を望んではいますが、私たち自身でもグラフィックの機能は開発し続けています。</p><p><cite>Dan Warne (APC)</cite>: それは素晴らしい。これにはビデオ機能も含まれるのですか？</p><p><cite>Mitchell Baker</cite>: それには目を向けていて、ポイントもいくつかあります。明らかなのは、今までブラウザが良い方向に育ってきたテキストベースの Web は変わりつつあり、ビデオはますます重要になってきているということです。</p><p><cite>Dan Warne (APC)</cite>: ここ半年から 1 年にかけて本当に盛り上がりましたからね。</p><p><cite>Mitchell Baker</cite>: ええ、いったん何かできるようになると、それを実行するための簡単な仕組みができあがりますから。そこでまあ、人間が目にするアプリケーションのレベルと基本的なテクノロジーのレベルと、その両方をブラウザがサポートするには何をしたら良いのかという問題があります。</p><p>私たちはこの両方を検討していて、解決しようとしています。ビデオとオーディオのもろもろに足を踏み入れると、とても複雑だということが分かります。</p><p><cite>Dan Warne (APC)</cite>: 以前から変わらないですね。コーデックの果てしない組み合わせ...</p><p><cite>Mitchell Baker</cite>: 自分たちのやり方でやるしかないですね。いくつかは明らかに特許が取られているので、こうしたことについては自分たちのやり方で作業するしかありません。ですので、ビデオに関しては検討はしていますが、すべてを自分たちで行なうのかまではまだ決めていません。</p><p><cite>Dan Warne (APC)</cite>: こういうことはよくありますか？ つまり、アイデアがあって何かをしたいのだけれども、気が付くと「なんてこった、誰かがすでに特許をとってるよ」というようなことです。</p><p><cite>Mitchell Baker</cite>: ええと、目立たないところではいつもありますね。ひどく悩まされたことはありませんが。</p></div><div class="article-original"><h3>原文書の情報</h3><p>原文: <a href="http://apcmag.com/6045/firefox_to_go_head_to_head_with_flash_and_silverlight">Firefox to go head-to-head with Flash and Silverlight</a> (APC Magazine)</p><p>公開日: 2007/05/07</p><p>著者: Dan Warne</p><p>著作権: ninemsn Pty Ltd</p></div>]]>
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<pubDate>Thu, 21 Jun 2007 12:20:00 +0900</pubDate>
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<title>Firefox 3 が掲げる「ブランド化の固定」機能とは</title>
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<![CDATA[<div class="article-intro"><p>次のバージョンの Firefox 3、コードネーム「Gran Paradiso」では、アルファ版のリリースノートに「ブランド化を固定する機能」と書かれており、興味をそそられた。Firefox は PC 上で、IE4 のようなある種の広告宣伝媒体となるのだろうか？</p></div>]]>
<![CDATA[<div class="article-body"><p><cite>Dan Warne (APC)</cite>: ではアドオン以外のことについてお聞きしたいと思います。<a href="http://apcmag.com/5919/firefox_3_investigated">Gran Paradiso アルファ版のリリースノート</a> を読んで、Firefox の持続的ブランド化のサポートという箇所に目がとまりました。これは例えば、Dell が彼らの PC に Firefox をプリインストールして、Firefox に小さな Dell のロゴを表示させることができるようにするということでしょうか？ 正確にはこれがどのような意味を持つのか分からないのですが、かつての IE4 の時のようにはして欲しくないですね。あの時はマイクロソフトが IE4 の“すべての”要素で広告表示ができるようにしたために、そこら中で巨大な筆記体のロゴをもった気持ち悪いブラウザのウィンドウを目にする羽目になりましたから。</p><p><cite>Mitchell Baker</cite>: (笑) いえいえ、そんなことをするなんて私には想像すらできません...</p><p>ブランド化といえば、ご存知かと思いますが、コードネームは公園の名前から取っていて、実際に Gran Paradiso Park があります。最近のことですが、コードネームを探していてたまたま Gran Paradiso Park の Web サイトを開いたら、そのサイトの下に「Get Firefox」ボタンがあって、「そうよ！ これでこそ正しいコードネームだわ！」と思わず声をあげてしまいました。</p><p><cite>Dan Warne (APC)</cite>: ははは、それは面白い偶然がありましたね。では、Web 上の Gran Paradiso アルファ版リリースノートに何が書いてあるか見てみましょうか。[同席した PR 会社 Edelman の担当者の方を向いて] 君のラップトップをちょっと貸してもらえるかい？</p><p><cite>PR 担当者</cite>: ええ、どうぞ。[Mitchell Baker に] 許してほしいのですが... 実はこのラップトップでは Firefox を使ってないんです。</p><p><cite>Mitchell Baker</cite>: じゃあ私は怒って部屋を出て行かなくては (笑)。</p><p><cite>PR 担当者</cite>: 自分でインストールしようとしたんですがアクセス権がなくて。</p><p><cite>Mitchell Baker</cite>: このラップトップの？</p><p><cite>PR 担当者</cite>: ええ、残念ながら。</p><p><cite>Mitchell Baker</cite>: いったいどんなマシンなの？ あなたの上司はどこ？ さっき来てたわね... 後で抗議するわ (笑)。</p><p><cite>Dan Warne (APC)</cite>: オーケー、Gran Paradiso についてのこの箇所です: 「ブランド化を固定する機能」</p><p><cite>Mitchell Baker</cite>: そうですね... ええ、重要なのはこの状況で「ブランド化」がどのような意味を持つのかですね。時として「ブランド化」は色々なものをひっくるめた表現に使われます。</p><p>例えば、電話会社の T-Online はドイツで Firefox を配布していますが、この Firefox のスタートページは T-Online で、これは共同でブランド化しています。考えとしては、T-Online が自分たちのページをスタートページにしたブラウザを配布するという、いわば単純なものです。</p><p>ところが、これをアップデートするとなるとかなり複雑なことになり、自分でアップデートする時に、スタートページをドイツ語版のデフォルト、確か Google だと思いますが、それではなく T-Online のままにするというのは本当にややこしいです。</p><p>「ブランド化」というのはこうしたもろもろのことをカプセル化することだと思います。</p><p><cite>Dan Warne (APC)</cite>: 携帯電話の「ブランド化」が電話会社用にその電話のすべてをカプセル化するように？</p><p><cite>Mitchell Baker</cite>: ええ、そんな感じです。だからあなたが心配していたようなことではありませんよ。</p></div><div class="article-original"><h3>原文書の情報</h3><p>原文: <a href="http://apcmag.com/6044/firefox_3_0_what_s_all_this_branding_stuff_about">Firefox 3.0 – what’s all this ‘lock-in branding’ stuff about?</a> (APC Magazine)</p><p>公開日: 2007/05/07</p><p>著者: Dan Warne</p><p>著作権: ninemsn Pty Ltd</p></div>]]>
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<pubDate>Thu, 21 Jun 2007 12:10:00 +0900</pubDate>
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<title>Firefox はなぜいまだに広告ブロッカーを搭載しないのか</title>
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<![CDATA[<div class="article-intro"><p>ユーザは広告をブロックする機能が好きだ。なのになぜ Firefox はいまだにそれを搭載しないのだろうか？ Mozilla Foundation の CEO である Mitchell Baker はその理由について慎重である。</p></div>]]>
<![CDATA[<div class="article-body"><p><cite>Dan Warne (APC)</cite>: 次にアドオンについてです。きっと多くの人が知りたいと思っているはずですが、なぜあなた方は Firefox に広告ブロッカーを搭載しないのでしょうか？</p><p><cite>Mitchell Baker</cite>: 私は本当に尋ねなければならないことか分かりません！</p><p><cite>Dan Warne (APC)</cite>: 本当に良いんですか？ 私は、その理由は Web が広告の利益で事実上うまくいっていて、それであなた方はそこでの発行者ごとにうんざりしたくないのではと、質問リストを考えている間に仮説を立てました。しかし本当になぜ私が詮索好きなのか考えが及びません。</p><p><cite>Mitchell Baker</cite>: 本当に分からないんです。それはそれらが大変、技術的に複雑だからかもしれませんが、私は尋ねなければならないでしょう。</p><p><cite>Dan Warne (APC)</cite>: 心配ご無用。私はただ、そうした人気のある拡張機能があるので、詮索好きになっただけです。</p><p><cite>Mitchell Baker</cite>: 正確には、私はこれらの拡張機能の一部は本当に複雑だと推測しています。それらはあなたにブロックしたい要素などを尋ねてきます。そうすることができる一般ユーザがどのくらいいるか、私は疑っています。</p><p><cite>Dan Warne (APC)</cite>: ほとんどの人々が、ただ他の誰かがあらかじめ用意した自動リストをダウンロードしているだけだと私は思います。</p><p><cite>Mitchell Baker</cite>: 確かにそれはより良い拡張機能かもしれなません。ただ、私は実際にそれをなお一層、研究することなしにはそれに対する答えを知りません。</p></div><div class="article-original"><h3>原文書の情報</h3><p>原文: <a href="http://apcmag.com/6043/why_theres_no_inbuilt_adblocker_in_firefox_yet_mozilla_ceo">Why there's no inbuilt adblocker in Firefox yet: Mozilla CEO</a> (APC Magazine)</p><p>公開日: 2007/05/07</p><p>著者: Dan Warne</p><p>著作権: ninemsn Pty Ltd</p></div>]]>
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<pubDate>Thu, 21 Jun 2007 12:00:00 +0900</pubDate>
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<title>IE7 へのアップグレードよりも Firefox の導入を検討する企業</title>
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<![CDATA[<div class="article-intro"><p>Microsoft による、IE7 におけるユーザインタフェースとレンダリングコアの劇的な変更に伴って、より多くの企業が Firefox への移行を再考していると、Mozilla Foundation CEO の Mitchell Baker は語る。</p></div>]]>
<![CDATA[<div class="article-body"><p><cite>Dan Warne (APC)</cite>: IE7 の導入を巡って何かが起こっているようです。APC の Web サイトでは、かなり偏ったテクノロジーについて先駆的利用者や熱狂的ファンの読者が大多数ですが、多くのユーザがいまだに IE7 よりも IE6 を使っているということが見られます。Microsoft が IE7 で行った劇的で大幅な変更についてどう考えますか？ 何が IE7 の導入を思いとどまらせるのか。どうやって Firefox への乗り換えを促すべきだと考えるか、失敗した戦略について少しばかり見識のあるあなたの観点でどうお考えでしょう？ 進化それぞれについて、もっとより微妙なものが必要だと思われますか？</p><p><cite>Mitchell Baker</cite>: まず、私は Microsoft についての専門家ではありません。そして、時折 IE を「見る」ことがありますが、それはブラウザとしてではなく、「見る」ことはよくあります。</p><p><cite>Dan Warne (APC)</cite>: (笑)</p><p><cite>Mitchell Baker</cite>: Firefox は IE からの移行が簡単になるように非常によく設計されてきました。ですから私たちは、多くの人が移行によって何かが変わったことをあまり認識しないで使っているということを知っています。</p><p>私がお話を伺ったのは、いくつかの大企業において、IE7 を見て、Firefox への移行を再考したり、Firefox をサポートしているというものです。なぜなら、IE6 から IE7 へ移行するよりも、IE6 から Firefox へ移行する方が楽だと思えるからだというのです。</p><p>これは非常に興味深い論点だと思います。私は高度な研究をしているわけではありません。しかし、そういった話を耳にし始めたところなのです。今までにはなかったことです。今までなら「移行なんてしたくない」という声ばかり聞いていました。</p><p>しかし、Microsoft は確実に、私たちの製品計画について情報提供していません。一切。私たちは、ブラウザの世界において今や、ここ何年間もリーダーの地位にいます。ユーザがインターネットを理解するための手助けの方法についてもです。</p><p>私たちは、テクノロジーの早期採用者 (アーリーアダプター) やパワーユーザたちについて非常に興味を持っています。このために、私たちが非常に注意深く見つめている、根底となる疑問は、新しい物を絶えずより求めるニーズであったり、何が彼らを動かすかについてであったりします。ですから私たちには、非常に活気があり、活動的で、重要な Firefox コミュニティという存在があります。彼らは、新しさ、前進、新しい可能性といったものを原理としています。</p><p><cite>Dan Warne (APC)</cite>: 議論好きで飽きるのが早いアーリーアダプターに Firefox が浸透している、ということですか。現在、どれくらいの人が Firefox を使っているのでしょうか？</p><p><cite>Mitchell Baker</cite>: もっとも楽観的な推計では、7,500 万人から 1 億人がユーザです。こんなにも！ この数値は正確なものではありません。なぜなら、複数のデータがばらばらの値を示しているからです。しかし、Web の 15% を握って、セキュリティ向上を求めて多くの人がやってくるのを目の当たりにして、そこに関連を見いだすとしましょう。そこに見えるものがユーザ数です。私たちの見つけることのできるあらゆる経験則が、それを示しています。</p><p><cite>Dan Warne (APC)</cite>: すべての人を幸せにし続ける方法としては、それは狡猾なものではないですか？</p><p><cite>Mitchell Baker</cite>: ほとんどの人々は、パワーユーザではありませんし、複雑すぎる継続的な変化を評価しません。多くの人々は本当に知りません。Firefox って何なのかも、Firefox のユーザインタフェースが Web ページによる動的コンテンツとどう違うのかも。</p><p>これは、非常に複雑ですし、人々を非常に不安にさせるのですが、私たちの製品計画の内容を広めていくという問題は、常に変化する Web の豊かさをどうやって継続的にあらわにするかです。言い返せば、アーリーアダプターの支援者コミュニティが実現を望んでいる、あるいは作り出そうとしている新しいアイデアをどのように形にするか、またそれと同時に、一般消費者が使いやすい製品をどのようにリリースし続けるか、ということになります。</p><p>それが、私たちの考えを継続的に広めていくということが何を意味するかということですし、それが Microsoft が何をして、何をしないかについて下す決断とのまったく異なる点です。</p><p>もちろん、私たちはアドオンの機構を多くのニーズを満たすのに使っていますし、私は新しいアイデアが次々と出てくるのを見ることができると考えています。例えば <a href="http://wiki.mozilla.org/Labs/The_Coop">The Coop</a> のように、アーリーアダプターや何かに興味を示す人たちへ向けて実験的にテスト目的で開発されたり宣伝されたりするアドオンといった形でです。それは、これから実際に何をするのか、何をするとうまく行くのか、どうすれば最高の結果を得られるか、Firefox の核となる部分に何を入れるかを知るためです。こういった形を取っているので、一般的な消費者はおびえることなく Firefox を使い始めることができるのです。</p></div><div class="article-original"><h3>原文書の情報</h3><p>原文: <a href="http://apcmag.com/6042/businesses_recontemplating_firefox_rather_than_upgrading_to_ie7">Businesses recontemplating Firefox rather than upgrading to IE7?</a> (APC Magazine)</p><p>公開日: 2007/05/07</p><p>著者: Dan Warne</p><p>著作権: ninemsn Pty Ltd</p></div>]]>
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<pubDate>Thu, 21 Jun 2007 11:50:00 +0900</pubDate>
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<title>Firefox の携帯電話戦略</title>
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<![CDATA[<div class="article-intro"><p>テクノロジーに興味のある人なら、携帯電話の Web ブラウザはどうしてこんなに使いにくいんだ、と不思議に思ったことがあるだろう。Mozilla Foundation CEO の Mitchell Baker もそう思っており、Firefox を携帯プラットフォームに移植する方法を模索している。</p></div>]]>
<![CDATA[<div class="article-body"><p class="image center" style="width: 400px;"><img src="http://blogs.mozilla-japan.org/td/images/blog/20070621/03.01.jpg" width="400" height="391" alt="" /></p><p><cite>Dan Warne (APC)</cite>: これからお聞きしたいのは、Firefox があまり踏み込んでいない領域、つまり携帯端末への Firefox の移植です。この分野では、言うまでもなく Opera がかなり良い位置を占めており、Microsoft でさえある程度のシェアがあります。この方向への動きはありますか？</p><p><cite>Mitchell Baker</cite>: ええ、長期にわたる動きですけれども。来週とか数か月のスパンでの話ではありません。Mozilla Foundation の使命は、インターネットでのユーザ体験を改善することであり、PC 以外のデバイスにおけるインターネットはますます重要になってきています。この分野を無視すると、私たちが育成しようとしているビジョンを達成することはできないでしょう。</p><p>というわけで、必要性はあり、この分野を研究する小さなプロジェクトも存在しています。しかし、私たちは、まず携帯に使われている技術と私たちのコアな技術とを見直して、私たちの技術をいかにして携帯の技術に適合させるかを調べるべきだという結論に達しました。この作業にはすでに着手していますが、しばらくかかるでしょう。</p><p>また、Web 全体の豊かさを、現在の、あるいは将来的な制約のある携帯端末でどのように反映させるか、についても調べています。Web や Web の機能は日に日に成長していますので、やさしい問題ではありません。この点にも重大な関心を抱いています。</p><p>現在進行中の試みは、携帯に関連した PC 中心のもので、厳密に言えば携帯の戦略ではありませんが、Firefox のユーザと携帯端末との関係を実験しています。私たちの理解では、Firefox が好まれる理由は、アドオンとカスタマイズ性、それに Firefox と拡張機能を通じて特定の情報を入手する方法です。</p><p>Joey という名前のこの実験で、私たちが調べているのは、人気のある情報を収集してそれを携帯端末に送る方法です。Web 経由で自分にメールすることができるのは当然ですが、他の方法はないのでしょうか？ Firefox ユーザなら、すでに Firefox をカスタマイズして特定の情報を集める方法を持っているを持っているわけです。Firefox ユーザとして、携帯での体験をより良くするには何ができるか、です。</p><p><cite>Dan Warne (APC)</cite>: あなたがおっしゃっているのは、一種のバックエンドサービスで、あらかじめ加工されたコンテンツを携帯に送信する、といったようなものですか？</p><p><cite>Mitchell Baker</cite>: 構成要素はいくつかあります。サーバの要素もあり、クライアントの小さな要素は、近いうちにラボで公開されるでしょう。ラボのページに情報があると思います。これは実験として立ち上げたもので、製品計画になるとは限りません。携帯に関する情報を集めてみよう、ということです。現状、多くの国で、携帯端末のユーザが要望を送るのは携帯のキャリアに対してで、直接ソフトウェアのベンダーに送るわけではないからです。</p><p>例えば私たちが、全力を尽くして人々のためになる素晴らしい製品を作ったとしても、現状ではそれを携帯端末に入れる方法は限られているのです。私たちは別の方法を模索しており、現状が変わらなければ、この様々な情報を送信するやり方にも意味が出てくるでしょう。確信はありませんが。</p><p>キャリアへの供給者としては、多分 Opera の方がより適していると思います。私たちの DNA は、ユーザと個人をターゲットにしたものだからです。今までに述べたような理由で私たちはこの実験を試しており、それと平行して技術の方も手を加えていき、どうなっていくかを見ていきたいと思っているのです。</p><p><cite>Dan Warne (APC)</cite>: 真偽の程はわかりませんが、噂によると Firefox のレンダリングエンジンのコードはボリュームのあるものだそうですね。Linux の Konqueror ブラウザのレンダリングエンジンである KHTML を Apple が採用したのもそれが理由だったと思います。Apple が Gecko (Firefox のレンダリングエンジン) ではなく KHTML を選んだ理由として、KHTML が非常に軽量であるという点をあげていました。Firefox は内部的に重たいので、携帯端末に詰め込むのはちょっと難しい、と思って良いのでしょうか？</p><p><cite>Mitchell Baker</cite>: そうですね、どんなブラウザであっても携帯端末に詰め込むのは難しい、ということをまず言っておきましょう。Opera は携帯端末でとても良い仕事をしていますが、本格的なものではなく、Firefox が持っている機能をすべて備えているわけではありません。どんな携帯端末でも難しいことなので、これはまた別の問題です。</p><p>それでも、私たちが現在持っている技術よりも作業しやすいものが実在している、ということを言っておかなければ不公平になるでしょう。Apple の WebKit です。</p><p>要するに、私たちの技術が携帯でも使えるようになった暁には、私たちがコミュニティを形成できるようになった他のすべての技術も使えるようになる、ということです。私たちの技術に伴う、拡張機能や XUL 言語やその他色々なものです。</p><p>追加の機能であれ、レンダリングエンジンをもっと小さいものや組み込みしやすいものにすることであれ、私たちには他の追随を許さない強みがあります。前にお話ししたようなコミュニティの形成、これはおそらく他に例のないものでしょう。</p><p>とは言っても、コアを組み込みやすく、開発しやすいものにするために、私たちが懸命に作業しなければならない、という点には変わりありません。Firefox や Mozilla の技術で皆さんが得ている利点をすべて得られることを目指しています。</p></div><div class="article-original"><h3>原文書の情報</h3><p>原文: <a href="http://apcmag.com/6041/firefox_will_move_to_mobile_phones_mozilla_ceo">Firefox will move to mobile phones: Mozilla CEO</a> (APC Magazine)</p><p>公開日: 2007/05/07</p><p>著者: Dan Warne</p><p>著作権: ninemsn Pty Ltd</p></div>]]>
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<pubDate>Thu, 21 Jun 2007 11:40:00 +0900</pubDate>
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<title>Firefox が 1 年間で 5500 万ドルを稼ぎ出す秘密</title>
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<![CDATA[<div class="article-intro"><p>これまで不思議だったのは、つまらない機能のためにあくせく働く大勢の有給プログラマーなくして、いかにして Firefox が完全な機能を備えるようになったのかだった。</p><p>明らかになったのは、Mozilla Foundation は Firefox によって年間数百万ドルを稼いでおり、その資金を開発プロジェクトへと再投資しているということだ。</p><p>この寛大な資金提供者は誰なのか？ 私 [Dan Warne] は Mozilla CEO の Mitchell Baker に尋ねてみた。</p></div>]]>
<![CDATA[<div class="article-body"><p class="image center" style="width: 400px;"><img src="http://blogs.mozilla-japan.org/td/images/blog/20070621/02.01.jpg" width="400" height="337" alt="" /></p><p><cite>Dan Warne (APC)</cite>: Firefox の検索バーで稼いでいるお金についてお尋ねします。というのも、Google が自社の検索機能のために資金を提供しているのはかなり広く知られていますが、どのくらいの金額を Google が支払っているかについてはほとんど知っている人がいません。</p><p><cite>Mitchell Baker</cite>: まず、2 つの点を指摘しておきたいと思います。それは、Google だけではないということです。彼らだけではないのです。これは、私たちが開拓したことのひとつです。まぁ、皆さんは Google のことを考えるでしょう。検索バーやスタートページでは彼らが標準ですし。しかし、私たちが始めたことのひとつは、ユーザに複数の選択肢を提供するということです。</p><p>見てみると分かりますが、Google があり、Yahoo! がすぐその隣にあります。今では皆さんがそれを当たり前だと思っているかもしれませんが、当時私たちが交渉を始めた時には当たり前のことではありませんでした。Google が標準になっていますが、選択肢を確保するという点、ユーザが関心を持つだろうと思われる他の検索エンジンを標準に加えてリリースするかも知れない点、ユーザは何でも追加できるという点について、譲るつもりはありません。</p><p>検索エンジンを追加するのはとても簡単なことなんですよ。ユーザの選択肢という観点からは非常に基本的なことでした。そういうわけで Google 以外とも契約を結んでいます。私たちは非営利なので、私たちをめぐる数字は監査されていますし、記録は公開されています。まだ 2006 年度の届け出が済んでいませんが、2005 年度の数字はおよそ 5500 万ドルです。</p><p><cite>Dan Warne (APC)</cite>: ワオ！ 凄い金額ですね。1 年に 5500 万ドルあれば非常に多くのことができると思いますが。</p><p><cite>Mitchell Baker</cite>: そうね。私たちのようなオープンソースプロジェクトではかつてないことですね。もちろん、会社に振り込まれる金額は税の対象になっていますから、すべてを手にできるわけではありません。が、いずれにしても、かつては考えもしませんでしたし、非常に嬉しいことで、しかも、多くのことができるようになりました。ブラウザはインターネットにとって欠かすことのできないものなので、とても大切なことです。</p><p>かつては限られた予算の中で何とかしようとしていましたし、1.0 までは非常にうまくいっていました。機会が広がり、これまでのように少ない予算でやりくりしても通用しなくなったので、とても助かっています。特に、ユーザがそれを気に入ってくれていますし、検索は役に立ちますので。ブラウザのインタフェースにあるボタンを売り払らえば、お金を手にできるかもしれませんが、ユーザにとっては役に立ちませんから。</p><p>もしかすると、ユーザが気に入ってくれるような別のものを考え付くかもしれませんし、それは素晴らしいことです。が、今の時点では、現在のブラウザからも収益を生み出す大きな機会に恵まれています。</p><p>従来のビジネスプロセスでは、収入源を多様化させるようにと言われます。これは、理想的にはそうですが、製品を犠牲にしてまではできません。</p><p><cite>Dan Warne (APC)</cite>: そうですね。過去のインターネットアプリケーションの多くが、一線を超えてしまい、余計な追加機能でユーザを困らせてきました。</p><p><cite>Mitchell Baker</cite>: ええ、ですから、私たちは、皆さんに Firefox を本当に気に入ってもらえるような道に辿り着いたというか、そこを出発点にしたのです。そして、どれほど皆さんがソフトウェアを気に入ってくれているか、とか、どれだけワクワクしているか、とか、それを使ってみて、ビルドしてみて、そして作成してみるにあたって、どれだけ皆さんが他の人たちを手伝うのかを説明するなんて、ちょっとおかしなことだと思ったりもします。でも、実際に起こっていることなんです (笑)。</p><p>で、ユーザの規模が大きくなっていくのを目の当たりにし、興奮の度合いも目の当たりにしました。そして、Firefox にまつわる、もうひとつ別のあまりにも頻繁に使われている「情熱」という言葉が、私たちのコアの開発コミュニティを超えて、信じられないほどの数の人々に伝わっていきました。これは、かけがえのない資産です。そして、Firefox は素晴らしいブラウザだ、これまでのものより優れている、といった信頼感が出てきました。そして、私もそれに意を同じくします。</p><p>しかし、Firefox を考えるにあたって、それこそがもっとも根本的なものなのです。背景には、製品が素晴らしいということもありますし、私たちが公益団体で、自分たちの利益を最大化しようととしているわけではないし、限られた人々のための個人的な富を大量に生み出そうとしているわけでもないことを知っている人たちの存在もあります。資産は、公共によって所有されているのです。</p><p>多くの人は、オープンソースの質や、それがどのようにして成り立っているのかについて知りませんが、実際には、製品から、最終的な成果物がどのようにしてできあがったのか、そして、コミュニティベースでユーザを中心に考えて作成されたのかが、何となく感じられるのではないかと思います。</p><p><cite>Dan Warne (APC)</cite>: Firefox の魅力のひとつに、アドオンによるエコシステムが挙げられると思います。Microsoft がこれを再現しようとして必死になっているのを見ているとおかしさも感じます。しかも、彼らのエコシステムでは、「これは 30 ドル」とか「これは 50 ドル」といったもので溢れています。すべてがコマーシャルウェアで、Mozilla のオープンソースモデルでは、実際にソースをオープンにしない限り、このエコシステムの再現は困難であるとの証になっているのではないかと思います。</p><p><cite>Mitchell Baker</cite>: そうですね。まず第一に、株主の個人的な富とは逆の公共資産への関心を再現すること自体が困難です。というのも、根本的にこれらふたつは異なる団体で、それぞれが異なる方向性を持つ法的な拘束を受けています。ですから、定義的にも再現できないのではないでしょうか。</p><p>私たちが活動している、中央での強固な統制と品質管理で支えられた非中央集権的なボランティア活動という枠組みも、かなり再現の難しい設定です。もちろん Microsoft は、様々な共有リソースや、コラボレーションまたは共有のためのイニシアチブを持っていますし、良いことです。確かに、一歩前進という感じかもしれませんが、雇用関係や経済的な構造ではなく、リーダーシップによる組織構造を通じて行うことを共有するのとは根本的に異なります。</p><p>ですから、再現は難しいでしょうし、実際に Firefox で作業すること、テクノロジーの品質、そのテクノロジーで作業する能力、そして Firefox を使う上での問題を解決できる面白いこと、といったことは誰にも真似できません。再現はとんでもなく難しいですね。</p></div><div class="article-original"><h3>原文書の情報</h3><p>原文: <a href="http://apcmag.com/6039/how_firefox_earns_us55million_a_year">How Firefox earns $US55million a year</a> (APC Magazine)</p><p>公開日: 2007/05/07</p><p>著者: Dan Warne</p><p>著作権: ninemsn Pty Ltd</p></div>]]>
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<pubDate>Thu, 21 Jun 2007 11:30:00 +0900</pubDate>
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<title>わずか 12 人のチームがいかにして Firefox 1.0 を世に送り出したか</title>
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<![CDATA[<div class="article-intro"><p>私 [Dan Warne] は、シドニーで開催されている CeBIT で基調講演を行った Mozilla Foundation CEO の Mitchell Baker と、一対一でインタビューするという非常に貴重な機会に恵まれた。Firefox 1.0 の誕生にあたっては、いかに少ない人数しか関わっていなかったのかを知り驚くことになった。</p></div>]]>
<![CDATA[<div class="article-body"><p class="image right" style="width: 200px;"><img src="http://blogs.mozilla-japan.org/td/images/blog/20070621/01.01.jpg" width="200" height="307" alt="" /><br /><span class="caption"><strong>Hair, there and everywhere</strong>: Baker 氏によると、彼女のヘアースタイルが Firefox の尾に似ているのはまったくの偶然だとのこと</span></p><p><cite>Dan Warne (APC)</cite>: Firefox は驚くべき成功を収めているように見えますが、当初はどれほど規模の小さなものだったのか、そして現在はどれほど巨大になったのかについて本当のところを理解するのは難しい状況です。</p><p><cite>Mitchell Baker</cite>: その通りです。Mozilla プロジェクトは 1998 年に発足し、当初は Netscape 内に仮想組織のような形で存在していました。私たちは長い間独立した組織を持ちたいと考えており、2003 年になってようやく、ある程度の資金や法的資産、そして Mozilla という名前を確保すべき時だと決心したのです。</p><p>しかし短期的には、私たちが所有していた開発マシンでさえもかなりの危機に直面していました。当時は財政的な安定がまったく期待できませんでしたから。</p><p>そこで、財団は 10 人から 11 人程度の職員と共に発足して、その後 15 か月のうちに 2、3 人雇うことができる程度でした。ですから、Firefox を送り出した時には、職員は 15 人程度でした。非常に小さな組織だったのです。</p><p><cite>Dan Warne (APC)</cite>: これほどまでに複雑な製品なのに、驚くほど小さなチームだったんですね。</p><p><cite>Mitchell Baker</cite>: 12 人だったかしら。当時は、非常に小さかったんです。私たち全員にとって本当に大きな賭けでしたが、結局はうまくいきました。</p><p>私たちは、Firefox 1.0 をリリースする前から、自分たちは流れに乗っているとか、私たちの製品とタイミングがぴったりだとか、かなり良い感触をつかんでいました。2004 年の夏、ないしは 5 月か 6 月になる頃には、テクノロジーへの関心のレベルや製品のユーザ数から、私たちは良いポジションにいると言えるようになっていました。</p><p>でも、実際に Firefox 1.0 をリリースしたらどうなるのかとか、その反響については予測できませんでした。ですから、その後のことは予測もしていませんでしたし、予見もできませんでした。もっとも、こうした類いのことは予測できないものだと思いますけれど。私たちは長い間準備をしてきたわけですけど、どこからともなく突如躍り出てきたような感じでしたね。</p><p>Firefox 1.0 をリリースまで持っていくにあたって私たちが長い時間をかけたことのひとつは、どのようにしたら、Firefox を可能な限りエンドユーザに向けた製品にできるかということでした。これは私たちにとって大きな挑戦でした。というのも、製品のデザインは、おじいさんやおばあさんといった、テクノロジーに必ずしも興味持っているわけではない人たちに向けたものだったからです。こうした人たちがインターネットを楽しむにはどうしたら良いでしょう？</p><p>こうしたことが製品に取り入れられましたが、最終段階に近づくにつれて、最初に立ち上げた際の見た目をどうするか、といったその他のことも出てきました。今日、Firefox について、検索バーやシンプルなスタートページということが有名だと思いますが、私たちはこうした点について、果てしなく長い時間をかけて議論を積み重ねたのです。</p><p><cite>Dan Warne (APC)</cite>: まさか。あまりにも自明なことのように見えますが。</p><p><cite>Mitchell Baker</cite>: ええ。これは、製品デザインとしてではなく、表示の仕方という点で、開発者中心主義から移行したもっとも早い時期のものだったからです。</p><p>ポータルページを表示すべきか、ユーザが本当に必要としているのは何か、とか、Mozilla Suite でかつて表示していたような「コード作成の手伝いをしてください。こちらが私たちのバグ追跡システムです」といったページを残すか、といったことについて、非常に長い議論をしました。</p><p>最終的に私たちは、過去の開発者向けのスタートページはふさわしいものではなく、ユーザが確実にするのは検索だ、という結論に達しました。人々は Web 上で様々なことをしますが、何かを探している時には誰もが検索をする、という点については私たちの間で意見が一致しました。</p><p>そこで、私たちはスタートページから検索をできるようにしたのです。そうしたところ、Google がそこに興味を示してきたので、共同のスタートページを作成したのです。これが、現在のスタートページに行き着いたいきさつです。これは良い決断だったと思います。というのも、今でも多くの人々がこのスタートページを気に入ってくれており、スタートページをカスタマイズしている人たちを見ても、検索以外の何かを選ぶにしても、何を選んだら良いのか分からないくらいですから。</p><p>私たちはまた、各種検索エンジンとの間で、収益面でも契約を交わしました。ですから、Firefox の市場シェアが伸びるに従って、私たちの予測を超えて多くの人が検索エンジンを使うようになり、検索とスタートページ、そして検索バーというコンビネーションによって、検索が本当の意味で使いやすくなりました。</p><p>そして、私たちの予測を超えて、より多くの人が Firefox を使うようになり、より多くの検索が行われるようになったのです。そんなこんなで、私たちが求めていた持続モデルが功を奏して、実際にうまく回り始めたことにより、当初考えていたよりも多くのお金を生み出すようになったのです。</p></div><div class="article-original"><h3>原文書の情報</h3><p>原文: <a href="http://apcmag.com/6040/how_12_people_banded_together_to_make_firefox_1_0">How 12 people banded together to make Firefox 1.0</a> (APC Magazine)</p><p>公開日: 2007/05/07</p><p>著者: Dan Warne</p><p>著作権: ninemsn Pty Ltd</p></div>]]>
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<pubDate>Thu, 21 Jun 2007 11:20:00 +0900</pubDate>
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<title>Mozilla の CEO が語る Firefox の未来: インタビュー全文</title>
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<![CDATA[<h2>わずか 12 人のチームがいかにして Firefox 1.0 を世に送り出したか</h2><div class="article-intro"><p>私 [Dan Warne] は、シドニーで開催されている CeBIT で基調講演を行った Mozilla Foundation CEO の Mitchell Baker と、一対一でインタビューするという非常に貴重な機会に恵まれた。Firefox 1.0 の誕生にあたっては、いかに少ない人数しか関わっていなかったのかを知り驚くことになった。</p></div><div class="article-body"><p class="image right" style="width: 200px;"><img src="http://blogs.mozilla-japan.org/td/images/blog/20070621/01.01.jpg" width="200" height="307" alt="" /><br /><span class="caption"><strong>Hair, there and everywhere</strong>: Baker 氏によると、彼女のヘアースタイルが Firefox の尾に似ているのはまったくの偶然だとのこと</span></p><p><cite>Dan Warne (APC)</cite>: Firefox は驚くべき成功を収めているように見えますが、当初はどれほど規模の小さなものだったのか、そして現在はどれほど巨大になったのかについて本当のところを理解するのは難しい状況です。</p><p><cite>Mitchell Baker</cite>: その通りです。Mozilla プロジェクトは 1998 年に発足し、当初は Netscape 内に仮想組織のような形で存在していました。私たちは長い間独立した組織を持ちたいと考えており、2003 年になってようやく、ある程度の資金や法的資産、そして Mozilla という名前を確保すべき時だと決心したのです。</p><p>しかし短期的には、私たちが所有していた開発マシンでさえもかなりの危機に直面していました。当時は財政的な安定がまったく期待できませんでしたから。</p><p>そこで、財団は 10 人から 11 人程度の職員と共に発足して、その後 15 か月のうちに 2、3 人雇うことができる程度でした。ですから、Firefox を送り出した時には、職員は 15 人程度でした。非常に小さな組織だったのです。</p><p><cite>Dan Warne (APC)</cite>: これほどまでに複雑な製品なのに、驚くほど小さなチームだったんですね。</p><p><cite>Mitchell Baker</cite>: 12 人だったかしら。当時は、非常に小さかったんです。私たち全員にとって本当に大きな賭けでしたが、結局はうまくいきました。</p><p>私たちは、Firefox 1.0 をリリースする前から、自分たちは流れに乗っているとか、私たちの製品とタイミングがぴったりだとか、かなり良い感触をつかんでいました。2004 年の夏、ないしは 5 月か 6 月になる頃には、テクノロジーへの関心のレベルや製品のユーザ数から、私たちは良いポジションにいると言えるようになっていました。</p><p>でも、実際に Firefox 1.0 をリリースしたらどうなるのかとか、その反響については予測できませんでした。ですから、その後のことは予測もしていませんでしたし、予見もできませんでした。もっとも、こうした類いのことは予測できないものだと思いますけれど。私たちは長い間準備をしてきたわけですけど、どこからともなく突如躍り出てきたような感じでしたね。</p><p>Firefox 1.0 をリリースまで持っていくにあたって私たちが長い時間をかけたことのひとつは、どのようにしたら、Firefox を可能な限りエンドユーザに向けた製品にできるかということでした。これは私たちにとって大きな挑戦でした。というのも、製品のデザインは、おじいさんやおばあさんといった、テクノロジーに必ずしも興味持っているわけではない人たちに向けたものだったからです。こうした人たちがインターネットを楽しむにはどうしたら良いでしょう？</p><p>こうしたことが製品に取り入れられましたが、最終段階に近づくにつれて、最初に立ち上げた際の見た目をどうするか、といったその他のことも出てきました。今日、Firefox について、検索バーやシンプルなスタートページということが有名だと思いますが、私たちはこうした点について、果てしなく長い時間をかけて議論を積み重ねたのです。</p><p><cite>Dan Warne (APC)</cite>: まさか。あまりにも自明なことのように見えますが。</p><p><cite>Mitchell Baker</cite>: ええ。これは、製品デザインとしてではなく、表示の仕方という点で、開発者中心主義から移行したもっとも早い時期のものだったからです。</p><p>ポータルページを表示すべきか、ユーザが本当に必要としているのは何か、とか、Mozilla Suite でかつて表示していたような「コード作成の手伝いをしてください。こちらが私たちのバグ追跡システムです」といったページを残すか、といったことについて、非常に長い議論をしました。</p><p>最終的に私たちは、過去の開発者向けのスタートページはふさわしいものではなく、ユーザが確実にするのは検索だ、という結論に達しました。人々は Web 上で様々なことをしますが、何かを探している時には誰もが検索をする、という点については私たちの間で意見が一致しました。</p><p>そこで、私たちはスタートページから検索をできるようにしたのです。そうしたところ、Google がそこに興味を示してきたので、共同のスタートページを作成したのです。これが、現在のスタートページに行き着いたいきさつです。これは良い決断だったと思います。というのも、今でも多くの人々がこのスタートページを気に入ってくれており、スタートページをカスタマイズしている人たちを見ても、検索以外の何かを選ぶにしても、何を選んだら良いのか分からないくらいですから。</p><p>私たちはまた、各種検索エンジンとの間で、収益面でも契約を交わしました。ですから、Firefox の市場シェアが伸びるに従って、私たちの予測を超えて多くの人が検索エンジンを使うようになり、検索とスタートページ、そして検索バーというコンビネーションによって、検索が本当の意味で使いやすくなりました。</p><p>そして、私たちの予測を超えて、より多くの人が Firefox を使うようになり、より多くの検索が行われるようになったのです。そんなこんなで、私たちが求めていた持続モデルが功を奏して、実際にうまく回り始めたことにより、当初考えていたよりも多くのお金を生み出すようになったのです。</p></div><h2>Firefox が 1 年間で 5500 万ドルを稼ぎ出す秘密</h2><div class="article-intro"><p>これまで不思議だったのは、つまらない機能のためにあくせく働く大勢の有給プログラマーなくして、いかにして Firefox が完全な機能を備えるようになったのかだった。</p><p>明らかになったのは、Mozilla Foundation は Firefox によって年間数百万ドルを稼いでおり、その資金を開発プロジェクトへと再投資しているということだ。</p><p>この寛大な資金提供者は誰なのか？ 私 [Dan Warne] は Mozilla CEO の Mitchell Baker に尋ねてみた。</p></div><div class="article-body"><p class="image center" style="width: 400px;"><img src="http://blogs.mozilla-japan.org/td/images/blog/20070621/02.01.jpg" width="400" height="337" alt="" /></p><p><cite>Dan Warne (APC)</cite>: Firefox の検索バーで稼いでいるお金についてお尋ねします。というのも、Google が自社の検索機能のために資金を提供しているのはかなり広く知られていますが、どのくらいの金額を Google が支払っているかについてはほとんど知っている人がいません。</p><p><cite>Mitchell Baker</cite>: まず、2 つの点を指摘しておきたいと思います。それは、Google だけではないということです。彼らだけではないのです。これは、私たちが開拓したことのひとつです。まぁ、皆さんは Google のことを考えるでしょう。検索バーやスタートページでは彼らが標準ですし。しかし、私たちが始めたことのひとつは、ユーザに複数の選択肢を提供するということです。</p><p>見てみると分かりますが、Google があり、Yahoo! がすぐその隣にあります。今では皆さんがそれを当たり前だと思っているかもしれませんが、当時私たちが交渉を始めた時には当たり前のことではありませんでした。Google が標準になっていますが、選択肢を確保するという点、ユーザが関心を持つだろうと思われる他の検索エンジンを標準に加えてリリースするかも知れない点、ユーザは何でも追加できるという点について、譲るつもりはありません。</p><p>検索エンジンを追加するのはとても簡単なことなんですよ。ユーザの選択肢という観点からは非常に基本的なことでした。そういうわけで Google 以外とも契約を結んでいます。私たちは非営利なので、私たちをめぐる数字は監査されていますし、記録は公開されています。まだ 2006 年度の届け出が済んでいませんが、2005 年度の数字はおよそ 5500 万ドルです。</p><p><cite>Dan Warne (APC)</cite>: ワオ！ 凄い金額ですね。1 年に 5500 万ドルあれば非常に多くのことができると思いますが。</p><p><cite>Mitchell Baker</cite>: そうね。私たちのようなオープンソースプロジェクトではかつてないことですね。もちろん、会社に振り込まれる金額は税の対象になっていますから、すべてを手にできるわけではありません。が、いずれにしても、かつては考えもしませんでしたし、非常に嬉しいことで、しかも、多くのことができるようになりました。ブラウザはインターネットにとって欠かすことのできないものなので、とても大切なことです。</p><p>かつては限られた予算の中で何とかしようとしていましたし、1.0 までは非常にうまくいっていました。機会が広がり、これまでのように少ない予算でやりくりしても通用しなくなったので、とても助かっています。特に、ユーザがそれを気に入ってくれていますし、検索は役に立ちますので。ブラウザのインタフェースにあるボタンを売り払らえば、お金を手にできるかもしれませんが、ユーザにとっては役に立ちませんから。</p><p>もしかすると、ユーザが気に入ってくれるような別のものを考え付くかもしれませんし、それは素晴らしいことです。が、今の時点では、現在のブラウザからも収益を生み出す大きな機会に恵まれています。</p><p>従来のビジネスプロセスでは、収入源を多様化させるようにと言われます。これは、理想的にはそうですが、製品を犠牲にしてまではできません。</p><p><cite>Dan Warne (APC)</cite>: そうですね。過去のインターネットアプリケーションの多くが、一線を超えてしまい、余計な追加機能でユーザを困らせてきました。</p><p><cite>Mitchell Baker</cite>: ええ、ですから、私たちは、皆さんに Firefox を本当に気に入ってもらえるような道に辿り着いたというか、そこを出発点にしたのです。そして、どれほど皆さんがソフトウェアを気に入ってくれているか、とか、どれだけワクワクしているか、とか、それを使ってみて、ビルドしてみて、そして作成してみるにあたって、どれだけ皆さんが他の人たちを手伝うのかを説明するなんて、ちょっとおかしなことだと思ったりもします。でも、実際に起こっていることなんです (笑)。</p><p>で、ユーザの規模が大きくなっていくのを目の当たりにし、興奮の度合いも目の当たりにしました。そして、Firefox にまつわる、もうひとつ別のあまりにも頻繁に使われている「情熱」という言葉が、私たちのコアの開発コミュニティを超えて、信じられないほどの数の人々に伝わっていきました。これは、かけがえのない資産です。そして、Firefox は素晴らしいブラウザだ、これまでのものより優れている、といった信頼感が出てきました。そして、私もそれに意を同じくします。</p><p>しかし、Firefox を考えるにあたって、それこそがもっとも根本的なものなのです。背景には、製品が素晴らしいということもありますし、私たちが公益団体で、自分たちの利益を最大化しようととしているわけではないし、限られた人々のための個人的な富を大量に生み出そうとしているわけでもないことを知っている人たちの存在もあります。資産は、公共によって所有されているのです。</p><p>多くの人は、オープンソースの質や、それがどのようにして成り立っているのかについて知りませんが、実際には、製品から、最終的な成果物がどのようにしてできあがったのか、そして、コミュニティベースでユーザを中心に考えて作成されたのかが、何となく感じられるのではないかと思います。</p><p><cite>Dan Warne (APC)</cite>: Firefox の魅力のひとつに、アドオンによるエコシステムが挙げられると思います。Microsoft がこれを再現しようとして必死になっているのを見ているとおかしさも感じます。しかも、彼らのエコシステムでは、「これは 30 ドル」とか「これは 50 ドル」といったもので溢れています。すべてがコマーシャルウェアで、Mozilla のオープンソースモデルでは、実際にソースをオープンにしない限り、このエコシステムの再現は困難であるとの証になっているのではないかと思います。</p><p><cite>Mitchell Baker</cite>: そうですね。まず第一に、株主の個人的な富とは逆の公共資産への関心を再現すること自体が困難です。というのも、根本的にこれらふたつは異なる団体で、それぞれが異なる方向性を持つ法的な拘束を受けています。ですから、定義的にも再現できないのではないでしょうか。</p><p>私たちが活動している、中央での強固な統制と品質管理で支えられた非中央集権的なボランティア活動という枠組みも、かなり再現の難しい設定です。もちろん Microsoft は、様々な共有リソースや、コラボレーションまたは共有のためのイニシアチブを持っていますし、良いことです。確かに、一歩前進という感じかもしれませんが、雇用関係や経済的な構造ではなく、リーダーシップによる組織構造を通じて行うことを共有するのとは根本的に異なります。</p><p>ですから、再現は難しいでしょうし、実際に Firefox で作業すること、テクノロジーの品質、そのテクノロジーで作業する能力、そして Firefox を使う上での問題を解決できる面白いこと、といったことは誰にも真似できません。再現はとんでもなく難しいですね。</p></div><h2>Firefox の携帯電話戦略</h2><div class="article-intro"><p>テクノロジーに興味のある人なら、携帯電話の Web ブラウザはどうしてこんなに使いにくいんだ、と不思議に思ったことがあるだろう。Mozilla Foundation CEO の Mitchell Baker もそう思っており、Firefox を携帯プラットフォームに移植する方法を模索している。</p></div><div class="article-body"><p class="image center" style="width: 400px;"><img src="http://blogs.mozilla-japan.org/td/images/blog/20070621/03.01.jpg" width="400" height="391" alt="" /></p><p><cite>Dan Warne (APC)</cite>: これからお聞きしたいのは、Firefox があまり踏み込んでいない領域、つまり携帯端末への Firefox の移植です。この分野では、言うまでもなく Opera がかなり良い位置を占めており、Microsoft でさえある程度のシェアがあります。この方向への動きはありますか？</p><p><cite>Mitchell Baker</cite>: ええ、長期にわたる動きですけれども。来週とか数か月のスパンでの話ではありません。Mozilla Foundation の使命は、インターネットでのユーザ体験を改善することであり、PC 以外のデバイスにおけるインターネットはますます重要になってきています。この分野を無視すると、私たちが育成しようとしているビジョンを達成することはできないでしょう。</p><p>というわけで、必要性はあり、この分野を研究する小さなプロジェクトも存在しています。しかし、私たちは、まず携帯に使われている技術と私たちのコアな技術とを見直して、私たちの技術をいかにして携帯の技術に適合させるかを調べるべきだという結論に達しました。この作業にはすでに着手していますが、しばらくかかるでしょう。</p><p>また、Web 全体の豊かさを、現在の、あるいは将来的な制約のある携帯端末でどのように反映させるか、についても調べています。Web や Web の機能は日に日に成長していますので、やさしい問題ではありません。この点にも重大な関心を抱いています。</p><p>現在進行中の試みは、携帯に関連した PC 中心のもので、厳密に言えば携帯の戦略ではありませんが、Firefox のユーザと携帯端末との関係を実験しています。私たちの理解では、Firefox が好まれる理由は、アドオンとカスタマイズ性、それに Firefox と拡張機能を通じて特定の情報を入手する方法です。</p><p>Joey という名前のこの実験で、私たちが調べているのは、人気のある情報を収集してそれを携帯端末に送る方法です。Web 経由で自分にメールすることができるのは当然ですが、他の方法はないのでしょうか？ Firefox ユーザなら、すでに Firefox をカスタマイズして特定の情報を集める方法を持っているを持っているわけです。Firefox ユーザとして、携帯での体験をより良くするには何ができるか、です。</p><p><cite>Dan Warne (APC)</cite>: あなたがおっしゃっているのは、一種のバックエンドサービスで、あらかじめ加工されたコンテンツを携帯に送信する、といったようなものですか？</p><p><cite>Mitchell Baker</cite>: 構成要素はいくつかあります。サーバの要素もあり、クライアントの小さな要素は、近いうちにラボで公開されるでしょう。ラボのページに情報があると思います。これは実験として立ち上げたもので、製品計画になるとは限りません。携帯に関する情報を集めてみよう、ということです。現状、多くの国で、携帯端末のユーザが要望を送るのは携帯のキャリアに対してで、直接ソフトウェアのベンダーに送るわけではないからです。</p><p>例えば私たちが、全力を尽くして人々のためになる素晴らしい製品を作ったとしても、現状ではそれを携帯端末に入れる方法は限られているのです。私たちは別の方法を模索しており、現状が変わらなければ、この様々な情報を送信するやり方にも意味が出てくるでしょう。確信はありませんが。</p><p>キャリアへの供給者としては、多分 Opera の方がより適していると思います。私たちの DNA は、ユーザと個人をターゲットにしたものだからです。今までに述べたような理由で私たちはこの実験を試しており、それと平行して技術の方も手を加えていき、どうなっていくかを見ていきたいと思っているのです。</p><p><cite>Dan Warne (APC)</cite>: 真偽の程はわかりませんが、噂によると Firefox のレンダリングエンジンのコードはボリュームのあるものだそうですね。Linux の Konqueror ブラウザのレンダリングエンジンである KHTML を Apple が採用したのもそれが理由だったと思います。Apple が Gecko (Firefox のレンダリングエンジン) ではなく KHTML を選んだ理由として、KHTML が非常に軽量であるという点をあげていました。Firefox は内部的に重たいので、携帯端末に詰め込むのはちょっと難しい、と思って良いのでしょうか？</p><p><cite>Mitchell Baker</cite>: そうですね、どんなブラウザであっても携帯端末に詰め込むのは難しい、ということをまず言っておきましょう。Opera は携帯端末でとても良い仕事をしていますが、本格的なものではなく、Firefox が持っている機能をすべて備えているわけではありません。どんな携帯端末でも難しいことなので、これはまた別の問題です。</p><p>それでも、私たちが現在持っている技術よりも作業しやすいものが実在している、ということを言っておかなければ不公平になるでしょう。Apple の WebKit です。</p><p>要するに、私たちの技術が携帯でも使えるようになった暁には、私たちがコミュニティを形成できるようになった他のすべての技術も使えるようになる、ということです。私たちの技術に伴う、拡張機能や XUL 言語やその他色々なものです。</p><p>追加の機能であれ、レンダリングエンジンをもっと小さいものや組み込みしやすいものにすることであれ、私たちには他の追随を許さない強みがあります。前にお話ししたようなコミュニティの形成、これはおそらく他に例のないものでしょう。</p><p>とは言っても、コアを組み込みやすく、開発しやすいものにするために、私たちが懸命に作業しなければならない、という点には変わりありません。Firefox や Mozilla の技術で皆さんが得ている利点をすべて得られることを目指しています。</p></div><h2>IE7 へのアップグレードよりも Firefox の導入を検討する企業</h2><div class="article-intro"><p>Microsoft による、IE7 におけるユーザインタフェースとレンダリングコアの劇的な変更に伴って、より多くの企業が Firefox への移行を再考していると、Mozilla Foundation CEO の Mitchell Baker は語る。</p></div><div class="article-body"><p><cite>Dan Warne (APC)</cite>: IE7 の導入を巡って何かが起こっているようです。APC の Web サイトでは、かなり偏ったテクノロジーについて先駆的利用者や熱狂的ファンの読者が大多数ですが、多くのユーザがいまだに IE7 よりも IE6 を使っているということが見られます。Microsoft が IE7 で行った劇的で大幅な変更についてどう考えますか？ 何が IE7 の導入を思いとどまらせるのか。どうやって Firefox への乗り換えを促すべきだと考えるか、失敗した戦略について少しばかり見識のあるあなたの観点でどうお考えでしょう？ 進化それぞれについて、もっとより微妙なものが必要だと思われますか？</p><p><cite>Mitchell Baker</cite>: まず、私は Microsoft についての専門家ではありません。そして、時折 IE を「見る」ことがありますが、それはブラウザとしてではなく、「見る」ことはよくあります。</p><p><cite>Dan Warne (APC)</cite>: (笑)</p><p><cite>Mitchell Baker</cite>: Firefox は IE からの移行が簡単になるように非常によく設計されてきました。ですから私たちは、多くの人が移行によって何かが変わったことをあまり認識しないで使っているということを知っています。</p><p>私がお話を伺ったのは、いくつかの大企業において、IE7 を見て、Firefox への移行を再考したり、Firefox をサポートしているというものです。なぜなら、IE6 から IE7 へ移行するよりも、IE6 から Firefox へ移行する方が楽だと思えるからだというのです。</p><p>これは非常に興味深い論点だと思います。私は高度な研究をしているわけではありません。しかし、そういった話を耳にし始めたところなのです。今までにはなかったことです。今までなら「移行なんてしたくない」という声ばかり聞いていました。</p><p>しかし、Microsoft は確実に、私たちの製品計画について情報提供していません。一切。私たちは、ブラウザの世界において今や、ここ何年間もリーダーの地位にいます。ユーザがインターネットを理解するための手助けの方法についてもです。</p><p>私たちは、テクノロジーの早期採用者 (アーリーアダプター) やパワーユーザたちについて非常に興味を持っています。このために、私たちが非常に注意深く見つめている、根底となる疑問は、新しい物を絶えずより求めるニーズであったり、何が彼らを動かすかについてであったりします。ですから私たちには、非常に活気があり、活動的で、重要な Firefox コミュニティという存在があります。彼らは、新しさ、前進、新しい可能性といったものを原理としています。</p><p><cite>Dan Warne (APC)</cite>: 議論好きで飽きるのが早いアーリーアダプターに Firefox が浸透している、ということですか。現在、どれくらいの人が Firefox を使っているのでしょうか？</p><p><cite>Mitchell Baker</cite>: もっとも楽観的な推計では、7,500 万人から 1 億人がユーザです。こんなにも！ この数値は正確なものではありません。なぜなら、複数のデータがばらばらの値を示しているからです。しかし、Web の 15% を握って、セキュリティ向上を求めて多くの人がやってくるのを目の当たりにして、そこに関連を見いだすとしましょう。そこに見えるものがユーザ数です。私たちの見つけることのできるあらゆる経験則が、それを示しています。</p><p><cite>Dan Warne (APC)</cite>: すべての人を幸せにし続ける方法としては、それは狡猾なものではないですか？</p><p><cite>Mitchell Baker</cite>: ほとんどの人々は、パワーユーザではありませんし、複雑すぎる継続的な変化を評価しません。多くの人々は本当に知りません。Firefox って何なのかも、Firefox のユーザインタフェースが Web ページによる動的コンテンツとどう違うのかも。</p><p>これは、非常に複雑ですし、人々を非常に不安にさせるのですが、私たちの製品計画の内容を広めていくという問題は、常に変化する Web の豊かさをどうやって継続的にあらわにするかです。言い返せば、アーリーアダプターの支援者コミュニティが実現を望んでいる、あるいは作り出そうとしている新しいアイデアをどのように形にするか、またそれと同時に、一般消費者が使いやすい製品をどのようにリリースし続けるか、ということになります。</p><p>それが、私たちの考えを継続的に広めていくということが何を意味するかということですし、それが Microsoft が何をして、何をしないかについて下す決断とのまったく異なる点です。</p><p>もちろん、私たちはアドオンの機構を多くのニーズを満たすのに使っていますし、私は新しいアイデアが次々と出てくるのを見ることができると考えています。例えば <a href="http://wiki.mozilla.org/Labs/The_Coop">The Coop</a> のように、アーリーアダプターや何かに興味を示す人たちへ向けて実験的にテスト目的で開発されたり宣伝されたりするアドオンといった形でです。それは、これから実際に何をするのか、何をするとうまく行くのか、どうすれば最高の結果を得られるか、Firefox の核となる部分に何を入れるかを知るためです。こういった形を取っているので、一般的な消費者はおびえることなく Firefox を使い始めることができるのです。</p></div><h2>Firefox はなぜいまだに広告ブロッカーを搭載しないのか</h2><div class="article-intro"><p>ユーザは広告をブロックする機能が好きだ。なのになぜ Firefox はいまだにそれを搭載しないのだろうか？ Mozilla Foundation の CEO である Mitchell Baker はその理由について慎重である。</p></div><div class="article-body"><p><cite>Dan Warne (APC)</cite>: 次にアドオンについてです。きっと多くの人が知りたいと思っているはずですが、なぜあなた方は Firefox に広告ブロッカーを搭載しないのでしょうか？</p><p><cite>Mitchell Baker</cite>: 私は本当に尋ねなければならないことか分かりません！</p><p><cite>Dan Warne (APC)</cite>: 本当に良いんですか？ 私は、その理由は Web が広告の利益で事実上うまくいっていて、それであなた方はそこでの発行者ごとにうんざりしたくないのではと、質問リストを考えている間に仮説を立てました。しかし本当になぜ私が詮索好きなのか考えが及びません。</p><p><cite>Mitchell Baker</cite>: 本当に分からないんです。それはそれらが大変、技術的に複雑だからかもしれませんが、私は尋ねなければならないでしょう。</p><p><cite>Dan Warne (APC)</cite>: 心配ご無用。私はただ、そうした人気のある拡張機能があるので、詮索好きになっただけです。</p><p><cite>Mitchell Baker</cite>: 正確には、私はこれらの拡張機能の一部は本当に複雑だと推測しています。それらはあなたにブロックしたい要素などを尋ねてきます。そうすることができる一般ユーザがどのくらいいるか、私は疑っています。</p><p><cite>Dan Warne (APC)</cite>: ほとんどの人々が、ただ他の誰かがあらかじめ用意した自動リストをダウンロードしているだけだと私は思います。</p><p><cite>Mitchell Baker</cite>: 確かにそれはより良い拡張機能かもしれなません。ただ、私は実際にそれをなお一層、研究することなしにはそれに対する答えを知りません。</p></div><h2>Firefox 3 が掲げる「ブランド化の固定」機能とは</h2><div class="article-intro"><p>次のバージョンの Firefox 3、コードネーム「Gran Paradiso」では、アルファ版のリリースノートに「ブランド化を固定する機能」と書かれており、興味をそそられた。Firefox は PC 上で、IE4 のようなある種の広告宣伝媒体となるのだろうか？</p></div><div class="article-body"><p><cite>Dan Warne (APC)</cite>: ではアドオン以外のことについてお聞きしたいと思います。<a href="http://apcmag.com/5919/firefox_3_investigated">Gran Paradiso アルファ版のリリースノート</a> を読んで、Firefox の持続的ブランド化のサポートという箇所に目がとまりました。これは例えば、Dell が彼らの PC に Firefox をプリインストールして、Firefox に小さな Dell のロゴを表示させることができるようにするということでしょうか？ 正確にはこれがどのような意味を持つのか分からないのですが、かつての IE4 の時のようにはして欲しくないですね。あの時はマイクロソフトが IE4 の“すべての”要素で広告表示ができるようにしたために、そこら中で巨大な筆記体のロゴをもった気持ち悪いブラウザのウィンドウを目にする羽目になりましたから。</p><p><cite>Mitchell Baker</cite>: (笑) いえいえ、そんなことをするなんて私には想像すらできません...</p><p>ブランド化といえば、ご存知かと思いますが、コードネームは公園の名前から取っていて、実際に Gran Paradiso Park があります。最近のことですが、コードネームを探していてたまたま Gran Paradiso Park の Web サイトを開いたら、そのサイトの下に「Get Firefox」ボタンがあって、「そうよ！ これでこそ正しいコードネームだわ！」と思わず声をあげてしまいました。</p><p><cite>Dan Warne (APC)</cite>: ははは、それは面白い偶然がありましたね。では、Web 上の Gran Paradiso アルファ版リリースノートに何が書いてあるか見てみましょうか。[同席した PR 会社 Edelman の担当者の方を向いて] 君のラップトップをちょっと貸してもらえるかい？</p><p><cite>PR 担当者</cite>: ええ、どうぞ。[Mitchell Baker に] 許してほしいのですが... 実はこのラップトップでは Firefox を使ってないんです。</p><p><cite>Mitchell Baker</cite>: じゃあ私は怒って部屋を出て行かなくては (笑)。</p><p><cite>PR 担当者</cite>: 自分でインストールしようとしたんですがアクセス権がなくて。</p><p><cite>Mitchell Baker</cite>: このラップトップの？</p><p><cite>PR 担当者</cite>: ええ、残念ながら。</p><p><cite>Mitchell Baker</cite>: いったいどんなマシンなの？ あなたの上司はどこ？ さっき来てたわね... 後で抗議するわ (笑)。</p><p><cite>Dan Warne (APC)</cite>: オーケー、Gran Paradiso についてのこの箇所です: 「ブランド化を固定する機能」</p><p><cite>Mitchell Baker</cite>: そうですね... ええ、重要なのはこの状況で「ブランド化」がどのような意味を持つのかですね。時として「ブランド化」は色々なものをひっくるめた表現に使われます。</p><p>例えば、電話会社の T-Online はドイツで Firefox を配布していますが、この Firefox のスタートページは T-Online で、これは共同でブランド化しています。考えとしては、T-Online が自分たちのページをスタートページにしたブラウザを配布するという、いわば単純なものです。</p><p>ところが、これをアップデートするとなるとかなり複雑なことになり、自分でアップデートする時に、スタートページをドイツ語版のデフォルト、確か Google だと思いますが、それではなく T-Online のままにするというのは本当にややこしいです。</p><p>「ブランド化」というのはこうしたもろもろのことをカプセル化することだと思います。</p><p><cite>Dan Warne (APC)</cite>: 携帯電話の「ブランド化」が電話会社用にその電話のすべてをカプセル化するように？</p><p><cite>Mitchell Baker</cite>: ええ、そんな感じです。だからあなたが心配していたようなことではありませんよ。</p></div><h2>Flash と Silverlight に立ち向かう Firefox</h2><div class="article-intro"><p>Firefox 3 には新しいグラフィックレンダリングエンジン、コードネーム「Cairo」が含まれる。これは Adobe Flash によって支配され、Microsoft が貪欲にも狙っている領域に Firefox が足を踏み入れるということの思わせぶりなヒントなのだろうか？ その答えは「イエス」で、実際に Mozilla CEO の Mitchell Baker は、グラフィックとビデオのレンダリングは Firefox の将来の計画に 100% 含まれていると述べている。</p></div><div class="article-body"><p class="image right" style="width: 200px;"><img src="http://blogs.mozilla-japan.org/td/images/blog/20070621/07.01.png" width="200" height="372" alt="" /><br /><span class="caption"><strong>Flash vs Silverlight vs Cairo</strong>: Mozilla はアニメーションとビデオをオープンソース化できるか</span></p><p><cite>Dan Warne (APC)</cite>: 私が目にした Gran Paradiso に関するもうひとつのことは、Cairo グラフィックエンジンへの言及でした。私が読んだ限りでは、スケーラブルなベクターグラフィックのためのスピードアップされた高品質なレンダリングエンジンンというものです。</p><p><cite>Mitchell Baker</cite>: はい、この段階では 2D グラフィックですが。</p><p><cite>Dan Warne (APC)</cite>: なるほど、大胆な試みのようですが、これは Flash や Silverlight との競争を始めるとかそういうことなのでしょうか？</p><p><cite>Mitchell Baker</cite>: より明瞭なグラフィックというのは Web で改善できる分野のひとつですし、私たちはそこに力を注いでいます。私たちがそこに力を注ぐにあたっては真にオープンなテクノロジーを利用しますが、言うまでもなく Silverlight は完全にプロプライエタリであり、Flash もまた明らかにプロプライエタリです。ただ、Adobe は何らかのオープンな方向に向かっていますが。</p><p>実際のところ私たちは、<a href="http://weblogs.mozillazine.org/roadmap/archives/2007/03/the_open_web_and_its_adversari.html">Brendan と彼のロードマップ</a> でもそうですが、私たちが共に作業できるように Adobe にもっとオープンな方向に向かうよう提案していて、Flash のオープン版を見たいと思っています。しかしそれは Adobe の判断で私たちのものではありません。</p><p>ですので、グラフィックに目を向けているという意味ではそのとおりで、結局のところ Flash が Microsoft のテクノロジーと同じようにプロプライエタリのままなら、私たちはオープンな方法でグラフィックを開発し続けるしかありません。</p><p>しかしグラフィックの分野では Flash は明らかに支配者ですからね。</p><p><cite>Dan Warne (APC)</cite>: この分野への参入は遅すぎるくらいなのに、どうして Microsoft は Silverlight にこだわるのか不思議です。</p><p><cite>Mitchell Baker</cite>: しかし、それは重要なんですよ。つまり、私たちは同じことをしていて、それは Flash のせいなわけです。これがプロプライエタリなので、私たちにとってはそこが問題なのです。でもそれがなぜそんなに問題なのでしょう？ それは“生きていないから”です。Web 上にありますが Web の一種ではありませんし、検索もできなければブラウザのすべての機能との共有もできません。操作できませんし、小さな箱に入っているようなものです。</p><p>それを箱から取り出すという試みはおそらくあると思いますが、Web の残りと本当に統合するにはある程度の機能は Web クライアントに持たせるべきで、それがブラウザです。というわけで、私たちは Flash のオープン化を望んではいますが、私たち自身でもグラフィックの機能は開発し続けています。</p><p><cite>Dan Warne (APC)</cite>: それは素晴らしい。これにはビデオ機能も含まれるのですか？</p><p><cite>Mitchell Baker</cite>: それには目を向けていて、ポイントもいくつかあります。明らかなのは、今までブラウザが良い方向に育ってきたテキストベースの Web は変わりつつあり、ビデオはますます重要になってきているということです。</p><p><cite>Dan Warne (APC)</cite>: ここ半年から 1 年にかけて本当に盛り上がりましたからね。</p><p><cite>Mitchell Baker</cite>: ええ、いったん何かできるようになると、それを実行するための簡単な仕組みができあがりますから。そこでまあ、人間が目にするアプリケーションのレベルと基本的なテクノロジーのレベルと、その両方をブラウザがサポートするには何をしたら良いのかという問題があります。</p><p>私たちはこの両方を検討していて、解決しようとしています。ビデオとオーディオのもろもろに足を踏み入れると、とても複雑だということが分かります。</p><p><cite>Dan Warne (APC)</cite>: 以前から変わらないですね。コーデックの果てしない組み合わせ...</p><p><cite>Mitchell Baker</cite>: 自分たちのやり方でやるしかないですね。いくつかは明らかに特許が取られているので、こうしたことについては自分たちのやり方で作業するしかありません。ですので、ビデオに関しては検討はしていますが、すべてを自分たちで行なうのかまではまだ決めていません。</p><p><cite>Dan Warne (APC)</cite>: こういうことはよくありますか？ つまり、アイデアがあって何かをしたいのだけれども、気が付くと「なんてこった、誰かがすでに特許をとってるよ」というようなことです。</p><p><cite>Mitchell Baker</cite>: ええと、目立たないところではいつもありますね。ひどく悩まされたことはありませんが。</p></div><h2>Microsoft と Firefox 開発者の関係</h2><div class="article-intro"><p>Microsoft と Firefox の開発者の間に新しい愛はあるのだろうか？ 思いやりのある気前の良い新しい Microsoft が、巨大 OS を開発中に Firefox の開発チームを Vista 互換性ラボにこれ見よがしに招待した。Mozilla CEO の Mitchell Baker に、これをどのように受け入れたのかを聞いた。</p></div><div class="article-body"><p class="image center" style="width: 400px;"><a href="http://fredericiana.com/2006/10/24/from-redmond-with-love/"><img src="http://blogs.mozilla-japan.org/td/images/blog/20070621/08.01.jpg" width="400" height="266" alt="" /></a><br /><span class="caption"><strong>Anti-crust</strong>: 訴訟和解金の一部というわけではないが、Firefox 2 のリリースに当たって Microsoft が Mozilla に送った IE ケーキは、両者の冷たい関係をなごませるものだった。[訳注: crust はパンの耳という意味。Anti-trust = 独占禁止法違反に引っ掛けた冗談]</span></p><p><cite>Dan Warne (APC)</cite>: 少し前に、Microsoft が Firefox の開発者たちを Vista 互換性ラボに公に招待するという興味深いことがありました。あの時、私は Microsoft にこの招待の背景をもう少し教えてほしいと尋ねたところ、「競争相手を招待したが、この招待を受けるかどうかは彼ら次第だし、もし受けなくてもそれは私たちの問題ではない」というような答えでした。これに関して何かコメントはありますか？</p><p><cite>Mitchell Baker</cite>: Microsoft は努力したし、それは歓迎された、というのが公正な見方でしょう。Microsoft との協力を望む分野はたくさんありますし、確かに Vista との互換性に関しては他と同じように法的な要求がいくつかあるかもしれませんが、いずれにせよ Microsoft は私たちを招待し、私たちはその招待を受け、彼らは私たちをしっかりホストしてくれました。これは私たちにとって有益でしたし、ある程度は賞賛に値するものだと思います。</p><p>Microsoft がブラウザ界に戻ってきて、彼らは再び Web に注意を払う必要があるので、標準化団体で彼らと会うこともおそらくあるでしょう。私たちが会うのは Vista ラボの特定の人たちではありません。確かに、実際に努力して作業したのは彼らで、だからこそそこで共に Vista に対するテストを行なうことができたのですが... 私たちは標準化団体で会うことになるでしょう。オープンな使用が可能な技術をだしにして Microsoft が自分たちのプロプラエタリな技術を推し進めるかどうかは別にして、標準化団体の会議では頻繁に顔を合わせることになるでしょうね。そこで彼らの本当の姿が分かるでしょうし、それはもう本当にすぐ分かるでしょう。</p><p><cite>Dan Warne (APC)</cite>: それは楽しみですね。Firefox と Vista には何か問題があるのでしょうか？ 私自身 Vista のベータ版を複数使用していて、すべてに Firefox をインストールしているのですが、基本的に問題なく動いています。</p><p><cite>Mitchell Baker</cite>: イエーイ！ 私たちはちょっとしたことを成し遂げたわけね。思い返してみると、たしかインストールで何か問題があるはずです。</p><p><cite>Dan Warne (APC)</cite>: それはもしかしたら Vista のパーミッション周りの変更のせいかもしれませんね。</p><p><cite>Mitchell Baker</cite>: ええ、そうですね。実際、基本的な動作はとてもうまくいって私たちは満足していたのですが、インストールの調整をいくつか施して、別の類の問題が持ち上がり、また他にもあったように思います。ですので Firefox 2 リリース時ではないのですが、Vista に関してはたくさん変更しましたが、それは基本的な機能に関するものではなく、その周りに関するものです。</p></div><h2>Firefox の普及活動</h2><div class="article-intro"><p>ソフトウェアの配布に関しては、Mozilla は Microsoft の巨大なタコのようなたくさんの足掛かりを持っているわけではないので、Firefox が今日のマーケットシェアを握ったのは口コミ宣伝のおかげだろう。しかしもっと多くの人に Firefox をを使ってもらうには、次に何をしたら良いのだろう？ 私たちは Mozilla CEO の Mitchell Baker に聞いた。</p></div><div class="article-body"><p>Dan Warne (APC): 最後にあなたとお話しした時、Firefox を広めるための戦略についてお聞きし、たしかあれは Firefox 1.0 の頃だったと思いますが、その時あなたは「私たちは非営利団体で、企業よりもユーザと協力したほうが良いと思います。ユーザ自身によって広めてもらいたいと思います」というようなことをおっしゃって、実際にユーザはかなり自分たちで広めたようですね。</p><p>とはいえ Firefox の配布方法についてもう少しあなたの考えをお聞きしたいのですが、プリインストールされた PC 製品のようなものは検討していますか？</p><p>特に今、Dell が PC に Ubuntu をプリインストールしようとしていますが... これはつまり、Linux をインストールした Dell の PC には Firefox がもれなくついてくる、ということだと思います。</p><p>Mitchell Baker: そういう考え方もありますね！</p><p>Dan Warne (APC): では、あななたちにとって主要な配布者の Google について見てみましょう。彼らは何のために、そしてどのようにして Firefox を配布して、ブログのリンクから Firefox がダウンロードされるたびにブロガーに 1 ドルのコミッションを払っているのでしょう？</p><p>Mitchell Baker: Google の公式見解については Google にお聞きいただくしかないです。私としては、これはちょっと変わった形で Firefox が世の中に良い影響を与えているのだと思います。</p><p class="image center" style="width: 375px;"><a href="https://www.google.com/adsense/static/en_US/Referrals.html"><img src="http://blogs.mozilla-japan.org/td/images/blog/20070621/09.01.png" width="375" height="400" alt="" /></a><br /><span class="caption"><strong>Google からのお金</strong>: Firefox のバッジをブログに貼り付けると、リファラに基づき新しいユーザがインストールするたびに Google は 1 ドルを支払う</span></p><p>Dan Warne (APC): Google のように大量の資金と自主性を持った会社なら、資金を浪費することに対する株主の不満を気にせずにこのようなことができると思います。</p><p>Mitchell Baker: ええ、ただこれが資金の浪費というのかどうかは分かりませんが。</p><p>Dan Warne (APC): すみません、嫌味なつもりではありませんでした。会社への直接の財政的収益が見えないようなお金の使い方に関しては、株主はきわめて批判的なことがあるという意味です。</p><p>Mitchell Baker: うーん、Microsoft が Google を標的にしているのはかなりはっきりしていますし、彼ら自身、何度も繰り返しあからさまに言っていますね。ですので Google が戦っているものが何なのかを考えると、どんな意味にせよ彼らが無駄遣いしているのかどうかを議論するのは難しいでしょう。Microsoft にはその用意ができているようです。</p><p>Dan Warne (APC): 他の配布方法... 例えば PC へのプリインストールなどはいかかですか？</p><p>Mitchell Baker: 私たちは他の配布方法について検討してきましたし、今も他の方法を模索し続けています。Firefox はいくつかの PC で製造工程に含まれていて、そのうちのひとつはヨーロッパだと思いますが、ただ、始まって間もないので、これがうまくいくかどうかはまだ分かりません。</p><p>実際の PC での配布は興味深いとは思いますが、私たちはこれまで主に自分たちでの配布、コミュニティの口コミによる配布でとても成功していますし、人々の注目を集める私たちの行なっているマーケティングとかそういったものはこれ以上ないほど効率的です。とはいえ、私たちはあらゆる可能性を検討し続けますけどね。</p></div><h2>Mozilla Japan のマンガキャラクター「フォクすけ」とアジア太平洋地域でのさらなる Firefox 開発</h2><div class="article-intro"><p>Mozilla の重要な開発者の一部はニュージーランドの小さな開発オフィスで仕事している。彼らは Firefox 3 の重要な機能を構築するために責任を負っている人々だ。さらに、Mozilla Japan は Firefox よりもさらにかわいいキツネを考え出している... そのマンガキャラクターは「フォクすけ」と呼ばれている。</p></div><div class="article-body"><p>Dan Warne (APC): あなたは今、アジア太平洋地域の一部であるオーストラリアにいらっしゃるわけですが、Mozilla はこの地域で何か活動をしていますか？ またこの地域で興味を持っている組織と何らかの結びつきを持っていますか？</p><p>Mitchell Baker: 私たちは何年も日本の活動的なコミュニティと関係を持っています。それは、コミュニティベースのグループと、Mozilla Japan という非常に小さな非営利団体です。約 1 年前、私たちは収入を得るとすぐに、6 人から 8 人ぐらいの人々が開発者たちと共に、支援活動や大変面白いことができるよう、Mozilla Japan の予算に資金を出し始めました。</p><p>実際に、私はちょうど今これをあなたにお見せましょう。この小さなキャラクターは、Firefox を親しみやすくするために Mozilla Japan のチームが作り出し、日本市場を展望している「<a href="http://foxkeh.jp/">フォクすけ</a>」です。</p><p class="image center" style="width: 385px;"><a href="http://foxkeh.jp/"><img src="http://blogs.mozilla-japan.org/td/images/blog/20070621/10.01.jpg" width="385" height="400" alt="" /></a><br /><span class="caption"><strong>かわいい</strong> [訳注: 原文は kawaii]: 何てかわいいんだ... Mozilla Japan の Firefox 的なマンガキャラクター「フォクすけ」</span></p><p>拡張機能、さらには日本の開発ドキュメントなどで、彼らは多くの大変優秀な仕事をしています。</p><p>私たちはさらに、ここ 2 年間、中国科学アカデミーにホストしてもらっている小さな良いプロジェクトという形で、非常に小さな目立たない努力を中国において行っています。そして、ここ数か月、私たちは中国により注力すべきだと決めました。</p><p>中国では、私たちを助けてくれる人を雇っています。私は数か月前そこに滞在しました。そして中国にはひとそろいの人々がいました。多分、たくさんのユーザがいるという風にではなく、100 万人のユーザがいるという風に考えた方が最も良いでしょう。しかし関心があり、かつ興奮しているユーザ、ブロガーなど彼らの一部はとても関心を持っています。</p><p>なので私たちはこう考えています。そこの人と、既に興味を持っている人を調べに行こうと。私たちがもっと活動した場合、より多くの人々が興味を持ったかどうか、私たちが一生懸命、活動しているインターネットのこのビジョンがそこで共鳴しているかどうか、見に行こうと。そうして人々のコミュニティがその時にあったら、手助けできるかどうか見ようと。</p><p>私たちはそれが来年、大変、重要な調査になることを期待しています。</p><p>Dan Warne (APC): 他にオーストラリアまたはその近辺に貢献者はいませんか？</p><p>Mitchell Baker: はい、数人います。私たちは何年もの間、ニュージーランド生まれの <a href="http://weblogs.mozillazine.org/roc/">Robert O'Callaghan</a> という素晴らしい貢献者を得ています。彼はアメリカで何年にもわたって生活していましたが、どうしても帰りたがっていました。</p><p>なので今、彼はニュージーランドに戻って、私たちのために仕事をし、私たちはニュージーランドに小さなオフィスを始めました。</p><p>Dan Warne (APC): 本当ですか？</p><p>Mitchell Baker: はい、私たちが、良い先生で、かつ快い助言者である 1 人の本当に素晴らしい貢献者を得ていて、数人の賢い彼の周りの人々を引きつけることをできる時、それはそういった結果になるからです。それは私たちにとって大変、価値のあることです。それは、かけがえのないことです。</p><p>事実、今朝、インターネットに接続することなく、<a href="http://www.zimbra.com/">Zimbra</a> のデモを実行するのを見せるというオフラインアプリケーションデモが行われました。そしてその動作はニュージーランドのオフィスの外から行われました。</p><p class="image center" style="width: 400px;"><a href="http://weblogs.mozillazine.org/roc/"><img src="http://blogs.mozilla-japan.org/td/images/blog/20070621/10.02.png" width="400" height="229" alt="" /></a><br /><span class="caption"><strong>Robert O'Callaghan</strong>: なじみの場所へ戻り、ニュージーランドから Mozilla のために開発している</span></p><p>Dan Warne (APC): 素晴らしい！ あなた方はオーストラリアでどんな活動をしていますか？</p><p>Mitchell Baker: 現在の所、していません。しかしながら、Mozilla プロジェクトに対する私たちの最も長い貢献者は、ここオーストラリアのクイーンズランド大学の講師で、彼は確か 2000 年からそのプロジェクトに参加していると思います。彼は数学の方程式が重要な数学者、または少なくとも学者です。</p><p>彼が決心したのはずっとずっと昔でした。MathML と呼ばれる言語があります。そして当時の Mozilla Firefox はそれを実装すべきだと彼は決心しました。それ以来、彼はずっと貢献しており、この地域での信用を納得させる能力に対して単独で責任を負っています。</p><p>Dan Warne (APC): なるほど... 一体、なぜ Mozilla が数学の方程式に対して、そのような広範囲なサポートをするのかについて私はいつも不思議なのですが？</p><p>Mitchell Baker: それはすべてクイーンズランド大学の Roger Sidje によるものです。彼にとって初期の日々は長く辛い戦いの日々でした。</p><p>Dan Warne (APC): 本当ですか？</p><p>Mitchell Baker: ええ。私たちは 2000 年から話し合っていますが、コアレンダリングエンジンの中に複雑で異なったレンダリング要素を入れるのは、実際、大変な作業なのです。</p><p>Dan Warne (APC): それは、まったく違う HTML レンダラを書くようなものだと私は想像できます、数学の方程式はとても複雑な方法で整えられることができるからです。</p><p>Mitchell Baker: その通りです。そして彼は今、非常に長い間、ずっと活動しています。収入を得始めて以来、私たちは重要な貢献者と世界中の非雇用者の Firefox サミットをホストしています。そのため Roger は私たちを 2 回訪ねてきたことがあります。彼は私たちにとってそれほど素晴らしい貢献者だからです。</p></div><h2>Firefox の商標を使用した Linux ディストリビューションとの対立</h2><div class="article-body"><p>(翻訳中)</p></div><h2>Web 3.0 に向けた Mozilla の取り組み - オフラインでも動作する Web アプリケーション</h2><div class="article-body"><p>(翻訳中)</p></div><div class="article-original"><h3>原文書の情報</h3><p>原文: <a href="http://apcmag.com/6070/mozilla_ceo_speaks_out_on_the_future_of_firefox_the_complete_8_000_wor">Mozilla CEO speaks out on the future of Firefox: the complete 8,000 word interview</a> (APC Magazine)</p><p>公開日: 2007/05/07</p><p>著者: Dan Warne</p><p>著作権: ninemsn Pty Ltd</p></div>]]>
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<pubDate>Thu, 21 Jun 2007 11:10:00 +0900</pubDate>
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<title>Mozilla の CEO が語る Firefox の未来</title>
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<![CDATA[<div class="article-intro"><p>ここでご紹介する一連の記事は、オーストラリアの APC Magazine に掲載された Mitchell Baker のインタビューを、発行元の許可を得て