Firefox 3 が掲げる「ブランド化の固定」機能とは
2007/06/21 | カテゴリー: | コメント (0) | トラックバック (0)
次のバージョンの Firefox 3、コードネーム「Gran Paradiso」では、アルファ版のリリースノートに「ブランド化を固定する機能」と書かれており、興味をそそられた。Firefox は PC 上で、IE4 のようなある種の広告宣伝媒体となるのだろうか?
Dan Warne (APC): ではアドオン以外のことについてお聞きしたいと思います。Gran Paradiso アルファ版のリリースノート を読んで、Firefox の持続的ブランド化のサポートという箇所に目がとまりました。これは例えば、Dell が彼らの PC に Firefox をプリインストールして、Firefox に小さな Dell のロゴを表示させることができるようにするということでしょうか? 正確にはこれがどのような意味を持つのか分からないのですが、かつての IE4 の時のようにはして欲しくないですね。あの時はマイクロソフトが IE4 の“すべての”要素で広告表示ができるようにしたために、そこら中で巨大な筆記体のロゴをもった気持ち悪いブラウザのウィンドウを目にする羽目になりましたから。
Mitchell Baker: (笑) いえいえ、そんなことをするなんて私には想像すらできません...
ブランド化といえば、ご存知かと思いますが、コードネームは公園の名前から取っていて、実際に Gran Paradiso Park があります。最近のことですが、コードネームを探していてたまたま Gran Paradiso Park の Web サイトを開いたら、そのサイトの下に「Get Firefox」ボタンがあって、「そうよ! これでこそ正しいコードネームだわ!」と思わず声をあげてしまいました。
Dan Warne (APC): ははは、それは面白い偶然がありましたね。では、Web 上の Gran Paradiso アルファ版リリースノートに何が書いてあるか見てみましょうか。[同席した PR 会社 Edelman の担当者の方を向いて] 君のラップトップをちょっと貸してもらえるかい?
PR 担当者: ええ、どうぞ。[Mitchell Baker に] 許してほしいのですが... 実はこのラップトップでは Firefox を使ってないんです。
Mitchell Baker: じゃあ私は怒って部屋を出て行かなくては (笑)。
PR 担当者: 自分でインストールしようとしたんですがアクセス権がなくて。
Mitchell Baker: このラップトップの?
PR 担当者: ええ、残念ながら。
Mitchell Baker: いったいどんなマシンなの? あなたの上司はどこ? さっき来てたわね... 後で抗議するわ (笑)。
Dan Warne (APC): オーケー、Gran Paradiso についてのこの箇所です: 「ブランド化を固定する機能」
Mitchell Baker: そうですね... ええ、重要なのはこの状況で「ブランド化」がどのような意味を持つのかですね。時として「ブランド化」は色々なものをひっくるめた表現に使われます。
例えば、電話会社の T-Online はドイツで Firefox を配布していますが、この Firefox のスタートページは T-Online で、これは共同でブランド化しています。考えとしては、T-Online が自分たちのページをスタートページにしたブラウザを配布するという、いわば単純なものです。
ところが、これをアップデートするとなるとかなり複雑なことになり、自分でアップデートする時に、スタートページをドイツ語版のデフォルト、確か Google だと思いますが、それではなく T-Online のままにするというのは本当にややこしいです。
「ブランド化」というのはこうしたもろもろのことをカプセル化することだと思います。
Dan Warne (APC): 携帯電話の「ブランド化」が電話会社用にその電話のすべてをカプセル化するように?
Mitchell Baker: ええ、そんな感じです。だからあなたが心配していたようなことではありませんよ。
原文書の情報
原文: Firefox 3.0 – what’s all this ‘lock-in branding’ stuff about? (APC Magazine)
公開日: 2007/05/07
著者: Dan Warne
著作権: ninemsn Pty Ltd
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