IE7 へのアップグレードよりも Firefox の導入を検討する企業
2007/06/21 | カテゴリー: | コメント (0) | トラックバック (0)
Microsoft による、IE7 におけるユーザインタフェースとレンダリングコアの劇的な変更に伴って、より多くの企業が Firefox への移行を再考していると、Mozilla Foundation CEO の Mitchell Baker は語る。
Dan Warne (APC): IE7 の導入を巡って何かが起こっているようです。APC の Web サイトでは、かなり偏ったテクノロジーについて先駆的利用者や熱狂的ファンの読者が大多数ですが、多くのユーザがいまだに IE7 よりも IE6 を使っているということが見られます。Microsoft が IE7 で行った劇的で大幅な変更についてどう考えますか? 何が IE7 の導入を思いとどまらせるのか。どうやって Firefox への乗り換えを促すべきだと考えるか、失敗した戦略について少しばかり見識のあるあなたの観点でどうお考えでしょう? 進化それぞれについて、もっとより微妙なものが必要だと思われますか?
Mitchell Baker: まず、私は Microsoft についての専門家ではありません。そして、時折 IE を「見る」ことがありますが、それはブラウザとしてではなく、「見る」ことはよくあります。
Dan Warne (APC): (笑)
Mitchell Baker: Firefox は IE からの移行が簡単になるように非常によく設計されてきました。ですから私たちは、多くの人が移行によって何かが変わったことをあまり認識しないで使っているということを知っています。
私がお話を伺ったのは、いくつかの大企業において、IE7 を見て、Firefox への移行を再考したり、Firefox をサポートしているというものです。なぜなら、IE6 から IE7 へ移行するよりも、IE6 から Firefox へ移行する方が楽だと思えるからだというのです。
これは非常に興味深い論点だと思います。私は高度な研究をしているわけではありません。しかし、そういった話を耳にし始めたところなのです。今までにはなかったことです。今までなら「移行なんてしたくない」という声ばかり聞いていました。
しかし、Microsoft は確実に、私たちの製品計画について情報提供していません。一切。私たちは、ブラウザの世界において今や、ここ何年間もリーダーの地位にいます。ユーザがインターネットを理解するための手助けの方法についてもです。
私たちは、テクノロジーの早期採用者 (アーリーアダプター) やパワーユーザたちについて非常に興味を持っています。このために、私たちが非常に注意深く見つめている、根底となる疑問は、新しい物を絶えずより求めるニーズであったり、何が彼らを動かすかについてであったりします。ですから私たちには、非常に活気があり、活動的で、重要な Firefox コミュニティという存在があります。彼らは、新しさ、前進、新しい可能性といったものを原理としています。
Dan Warne (APC): 議論好きで飽きるのが早いアーリーアダプターに Firefox が浸透している、ということですか。現在、どれくらいの人が Firefox を使っているのでしょうか?
Mitchell Baker: もっとも楽観的な推計では、7,500 万人から 1 億人がユーザです。こんなにも! この数値は正確なものではありません。なぜなら、複数のデータがばらばらの値を示しているからです。しかし、Web の 15% を握って、セキュリティ向上を求めて多くの人がやってくるのを目の当たりにして、そこに関連を見いだすとしましょう。そこに見えるものがユーザ数です。私たちの見つけることのできるあらゆる経験則が、それを示しています。
Dan Warne (APC): すべての人を幸せにし続ける方法としては、それは狡猾なものではないですか?
Mitchell Baker: ほとんどの人々は、パワーユーザではありませんし、複雑すぎる継続的な変化を評価しません。多くの人々は本当に知りません。Firefox って何なのかも、Firefox のユーザインタフェースが Web ページによる動的コンテンツとどう違うのかも。
これは、非常に複雑ですし、人々を非常に不安にさせるのですが、私たちの製品計画の内容を広めていくという問題は、常に変化する Web の豊かさをどうやって継続的にあらわにするかです。言い返せば、アーリーアダプターの支援者コミュニティが実現を望んでいる、あるいは作り出そうとしている新しいアイデアをどのように形にするか、またそれと同時に、一般消費者が使いやすい製品をどのようにリリースし続けるか、ということになります。
それが、私たちの考えを継続的に広めていくということが何を意味するかということですし、それが Microsoft が何をして、何をしないかについて下す決断とのまったく異なる点です。
もちろん、私たちはアドオンの機構を多くのニーズを満たすのに使っていますし、私は新しいアイデアが次々と出てくるのを見ることができると考えています。例えば The Coop のように、アーリーアダプターや何かに興味を示す人たちへ向けて実験的にテスト目的で開発されたり宣伝されたりするアドオンといった形でです。それは、これから実際に何をするのか、何をするとうまく行くのか、どうすれば最高の結果を得られるか、Firefox の核となる部分に何を入れるかを知るためです。こういった形を取っているので、一般的な消費者はおびえることなく Firefox を使い始めることができるのです。
原文書の情報
原文: Businesses recontemplating Firefox rather than upgrading to IE7? (APC Magazine)
公開日: 2007/05/07
著者: Dan Warne
著作権: ninemsn Pty Ltd
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